農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01
BT 剤(バチルス・チューリンゲンシス)
Bacillus thuringiensis (Bt) / 別名:BT剤
BT剤(細菌が作るたんぱく質)・除虫菊の抽出物・マシン油・でんぷんなど。
日本では
- 登録
- 農薬として登録されている(初めての登録 1981年3月6日)。この成分を含む製剤は 26 種類。
- 主な適用作物
- 野菜類、果樹類、茶、樹木類、トマト、ミニトマト など(適用表に出てくる作物名 75 種類)
- 毒性の区分
- 成分そのもの:-製剤(薄めて売られる商品)26種類の区分:区分なし 24・普通物 2毒物及び劇物取締法による区分。
- ADI(一日摂取許容量)
- 食品安全委員会の評価書は見当たらない
ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。
海外の評価では
- WHO の急性毒性の区分
- III(やや危険)・LD50 >4000 mg/kg薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
- EU
- EUで承認EU では株ごとに審査されている。登録簿の10株のうち8株が承認、2株が審査中。
- IARC(発がん性)
- IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)
知っておきたいこと
- 細菌(バチルス・チューリンゲンシス)を使った殺虫剤。微生物そのものを使う BT 剤は、有機JAS の「天敵等生物農薬」として使える(微生物が作った物質を取り出して精製したものは除く)。
関連する解説
出典
- FAMIC(農林水産消費安全技術センター)農薬登録情報(2026年9月30日現在)
- 食品安全委員会 化学物質毒性評価データベース(農薬)
- WHO Recommended Classification of Pesticides by Hazard 2019
- EU Pesticides Database(Bacillus thuringiensis strain RTI545 / Bacillus thuringiensis subsp. Aizawai strain ABTS-1857 / Bacillus thuringiensis subsp. Aizawai strain GC-91 / Bacillus thuringiensis subsp. Israelensis (serotype H-14) strain AM65-52 / Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki strain ABTS-351 / Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki strain EG2348 / Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki strain PB 54 / Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki strain SA 11 / Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki strain SA 12 / Bacillus thuringiensis subsp. Tenebrionis strain NB176)
最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。
日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。