農薬データベースくん蒸剤・土壌消毒剤確認日 2026.10.01
D-D(1,3-ジクロロプロペン)
1,3-Dichloropropene
作付け前の土にガスを行きわたらせ、センチュウや病原菌を減らす。
日本では
- 登録
- 農薬として登録されている(初めての登録 1950年3月10日)。この成分を含む製剤は 8 種類。
- 主な適用作物
- しょうが、ごぼう、ねぎ、トマト、ミニトマト、だいこん など(適用表に出てくる作物名 78 種類)
- 毒性の区分
- 成分そのもの:劇物製剤(薄めて売られる商品)8種類の区分:劇物 8毒物及び劇物取締法による区分。
- ADI(一日摂取許容量)
- 体重1kgあたり1日 0.025 mg
- ARfD(急性参照用量)
- 体重1kgあたり 0.2 mg
- 評価
- 食品安全委員会 2024年3月7日
ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。
海外の評価では
- WHO の急性毒性の区分
- FM(くん蒸剤(区分の対象外))薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
- EU
- EUで審査中EU の ADI:1,3-Dichloropropene=0.0125 mg/kg bw/day、ARfD:1,3-Dichloropropene=0.2 mg/kg bw1,3-Dichloropropene=Pending / 1,3-Dichloropropene (cis)=Not approved
- IARC(発がん性)
- グループ 2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)1,3-Dichloropropene (technical-grade): Vol.41,Sup 7,71(評価1998)IARC の分類は「発がん性があるか」の根拠の強さで、食品からとる量でのリスクの大きさではない。
関連する解説
出典
- FAMIC(農林水産消費安全技術センター)農薬登録情報(2026年9月30日現在)
- 食品安全委員会 D-Dの評価書(2024年3月7日)
- 消費者庁『令和6年度 食品中に残留する農薬等の一日摂取量調査結果』
- WHO Recommended Classification of Pesticides by Hazard 2019
- EU Pesticides Database(1,3-Dichloropropene / 1,3-Dichloropropene (cis))
- IARC(国際がん研究機関)List of Classifications
最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。
日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。