農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01
メソミル
Methomyl
有機リン系と同じく、アセチルコリンエステラーゼのはたらきを妨げる。
日本では
- 登録
- 農薬として登録されている(初めての登録 1970年4月20日)。この成分を含む製剤は 3 種類。
- 主な適用作物
- はくさい、キャベツ、だいこん、かんしょ、にんじん、レタス など(適用表に出てくる作物名 34 種類)
- 毒性の区分
- 成分そのもの:毒物(45%劇)製剤(薄めて売られる商品)3種類の区分:劇物 3毒物及び劇物取締法による区分。「劇(2%普)」は、成分が2%以下の製剤なら普通物という意味。
- ADI(一日摂取許容量)
- 食品安全委員会の評価書は見当たらない
ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。
国の残留農薬検査で(令和6年度)
| 農産物 | 検出/検査 | 検出割合 | 基準値超過 |
|---|---|---|---|
| 国産 | 0 / 5 | 0.0% | 0件 |
| 輸入 | 11 / 3,227 | 0.3% | 0件 |
輸入で見つかった食品:ごまの種子、ぶどう、アスパラガス、オクラ、ブルーベリー(最大 0.19ppm)
検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。
海外の評価では
- WHO の急性毒性の区分
- Ib(非常に危険)・LD50 17 mg/kg薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
- EU
- EUで非承認(2019年8月に承認が終了)「代替候補物質」(より安全な代わりがあれば置き換えを検討する物質)に指定されている。EU の ADI:0.0025 mg/kg bw/day、ARfD:0.0025 mg/kg bw
- IARC(発がん性)
- IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)
関連する解説
出典
- FAMIC(農林水産消費安全技術センター)農薬登録情報(2026年9月30日現在)
- 食品安全委員会 化学物質毒性評価データベース(農薬)
- 厚生労働省『令和6年度 食品中の残留農薬等検査結果』
- WHO Recommended Classification of Pesticides by Hazard 2019
- EU Pesticides Database(Methomyl)
最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。
日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。