農薬データベース殺菌剤確認日 2026.10.01
硫黄
Sulphur
昔から使われている無機の殺菌剤。銅剤・硫黄剤・炭酸水素ナトリウムなど。
日本では
- 登録
- 農薬として登録されている(初めての登録 1949年2月24日)。この成分を含む製剤は 18 種類。
- 主な適用作物
- かんきつ、いちご、麦類、もも、かぼちゃ、野菜類 など(適用表に出てくる作物名 56 種類)
- 毒性の区分
- 成分そのもの:普通物製剤(薄めて売られる商品)18種類の区分:普通物 18毒物及び劇物取締法による区分。
- ADI(一日摂取許容量)
- 食品安全委員会の評価書は見当たらない(ポジティブリスト制度の対象外物質)
ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。
海外の評価では
- WHO の急性毒性の区分
- III(やや危険)・LD50 >3000 mg/kg薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
- EU
- EUで承認(承認の期限 2027年7月)
- IARC(発がん性)
- IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)
知っておきたいこと
- 有機JAS で使える農薬の1つ(硫黄くん煙剤・硫黄粉剤・水和硫黄剤・石灰硫黄合剤)。ポジティブリスト制度の「対象外物質」で、残留基準値は設けられていない。
関連する解説
出典
- FAMIC(農林水産消費安全技術センター)農薬登録情報(2026年9月30日現在)
- 食品安全委員会 化学物質毒性評価データベース(農薬)
- WHO Recommended Classification of Pesticides by Hazard 2019
- EU Pesticides Database(Sulphur)
最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。
日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。