説の検証確認日 2026.10.01

焼酎は体にいい? 糖質ゼロ・プリン体ゼロ・「血液サラサラ」・太る・二日酔いを、食品成分表と論文で確かめる

PR この記事には、楽天市場のアフィリエイト広告のリンク(「楽天市場で見る」)を含みます。書いている内容は、広告の有無と関係なく、国の資料・食品成分表・論文をもとにしています。お酒は20歳になってから。

「焼酎は糖質ゼロだから太らない」「プリン体ゼロだから痛風でも安心」「本格焼酎は血栓を溶かす」「蒸留酒は二日酔いしにくい」。焼酎には、体にやさしいお酒というイメージがあります。

この記事では、次のことを、文部科学省の食品成分表、厚生労働省の資料、論文で確かめます。

  • 焼酎には何が入っているのか。「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」は本当か
  • 1杯でどれだけアルコールをとっているのか
  • 「血液サラサラ」「痛風によい」「血糖が上がらない」「太らない」「二日酔いしにくい」は、どこまで確かめられているのか

焼酎の種類と人気ランキングは焼酎の種類の記事、九州が焼酎どころになった理由やプレミア焼酎は焼酎の歴史と九州の記事で書いています。日本酒については日本酒と健康の記事をどうぞ。

結論

  • 焼酎は糖質もプリン体もほぼゼロです(食品成分表では炭水化物0g、プリン体は100mlあたり0.0mg)。ただしカロリーはゼロではありません。25度の焼酎1合(180ml)は約250kcalで、日本酒1合(約190kcal)より多くなります
  • 25度の焼酎1合の純アルコールは36g。日本酒1合(約22g)の約1.7倍です。割っても、グラスに注いだ焼酎の量が同じなら、アルコールの量は変わりません
  • 「本格焼酎は血栓を溶かす」という話の人での研究は、ほぼ1つの研究グループだけで、設計の詳しい説明がなく、ほかのグループの追試も見つかりません。メーカーの社員が共著の論文もあります
  • プリン体がなくても、焼酎を飲むと尿酸値は上がります(日本人約7.8万人の調査)。上がり方はビールより小さい、という結果です
  • 「糖質がないから血糖が上がりにくい」のは数人の短い試験の話で、糖尿病によいという研究はありません。やせ型の日本人男性では、飲酒が糖尿病のリスクになるという報告があります
  • 「二日酔いしにくい」を焼酎で確かめた人の研究は見つかりません。二日酔いのいちばんの原因は、飲んだアルコールの量です

この記事で紹介しているもの

記事の中で、論点に合わせて次のものを紹介しています(楽天市場のリンクです)。

こんな人に 紹介しているもの 場所
1杯に入れる焼酎の量を知りたい 目盛り付きのお湯割りグラス、焼酎ソーダ割りグラス(目安つき) 量を知る道具
焼酎の香りを、アルコールなしで楽しみたい ノンアルコールの芋焼酎テイスト飲料(小鶴ZERO) アルコールを入れたくない日に

焼酎には何が入っている?

食品成分表で見る中身

文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」には、焼酎が3つ載っています。100gあたりの値です。

100gあたり 単式蒸留しょうちゅう(25度) 連続式蒸留しょうちゅう(35度) 泡盛(35.4度)
エネルギー 144kcal 203kcal 206kcal
水分 79.5g 71.0g 70.6g
アルコール 20.5g 29.0g 29.3g
炭水化物 0g 0g 0g
たんぱく質・脂質 0g 0g ほぼ0(微量)
  • 単式蒸留しょうちゅうは、いわゆる本格焼酎(芋・麦・米など)、連続式蒸留しょうちゅうは、いわゆる甲類(チューハイのベースなど)です(くわしくは焼酎の種類の記事)
  • 焼酎のエネルギーは、ほぼ全部がアルコールから来ています。成分表ではアルコールを1gあたり7kcalとして計算していて、20.5g × 7 ≒ 144kcal になります

「糖質ゼロ」は本当?

成分表では、どの焼酎も炭水化物は0gです。原料の芋や麦の糖は、蒸留のときに酒のほうへ出てこないためです。黒糖で造る黒糖焼酎も、蒸留した酒には糖は残りません。

ただし、法律の上では「焼酎なら何も加えられない」わけではありません。

  • 酒税法では、甲類(連続式蒸留焼酎)と一部の単式蒸留焼酎は、砂糖や酸などを少し加えたもの(エキス分2度未満)も焼酎に含まれます
  • 「本格焼酎」と表示できるのは、穀類・芋類・麹などの決められた原料だけで造り、蒸留したあとに水以外を加えていないものです(くわしくは焼酎の種類の記事)

糖を加えていないことを確かめたいときは、ラベルの「本格焼酎」の表示を見ます。

「プリン体ゼロ」は本当?

痛風・尿酸財団が公開している測定値(2006年)では、お酒100mlあたりのプリン体はこうなっています。

お酒 プリン体(mg / 100ml)
焼酎25% 0.0
ウイスキー 0.1
ワイン 0.4
日本酒 1.2
ビール 3.3〜6.9
紹興酒 11.6

焼酎のプリン体は、測定上ほぼゼロです。ただし、これで「痛風でも安心」とは言えません。理由はあとの節で書きます。

1杯でどれだけアルコールをとっている?

純アルコールの計算

厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年2月)は、お酒の量を純アルコールのグラム数で考えるよう勧めています。計算は次の式です。

飲んだ量(ml)× 度数 ÷ 100 × 0.8 = 純アルコール(g)

同じガイドラインは、1日あたりの純アルコールが男性40g以上、女性20g以上を「生活習慣病のリスクを高める量」としています(ただし、これ以下なら安全という意味ではない、と注意書きがあります)。

1杯の純アルコールの量純アルコールの量を、厚生労働省のガイドラインの式(量ml×度数÷100×0.8)で計算した値。25度の焼酎1合(180ml)36.0g、9%のストロング系チューハイ500ml 36.0g、日本酒1合(15%)21.6g、ビール中瓶(5%)20.0g、7%の缶チューハイ350ml 19.6g、焼酎90mlをお湯60mlで割ったお湯割り1杯18.0g。点線は1日あたりの純アルコールで、女性20g・男性40gから生活習慣病のリスクが高まるとされる量。1杯の純アルコール(g)女性 20g男性 40g焼酎25度 1合180ml をそのまま焼酎25度 1合:36.0g36.0gストロング系 9%500ml 缶 1本ストロング系 9%:36.0g36.0g日本酒 1合180ml・15%日本酒 1合:21.6g21.6gビール 中瓶500ml・5%ビール 中瓶:20.0g20.0g缶チューハイ 7%350ml 缶 1本缶チューハイ 7%:19.6g19.6gお湯割り 6:4焼酎90ml+お湯60mlお湯割り 6:4:18.0g18.0g点線:生活習慣病のリスクを高める量(1日あたり 女性20g・男性40g)
厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年2月)の式で計算。点線は同ガイドラインの「生活習慣病のリスクを高める量」
  • 25度の焼酎を1合(180ml)飲むと、純アルコールは36g。日本酒1合の約1.7倍で、男性の40gにほぼ届き、女性の20gの1.8倍です
  • 25度の焼酎で20gになるのは100mlです

割っても、アルコールの量は同じ

焼酎は、お湯割り・水割り・ソーダ割りで飲むことが多いお酒です。割ると度数が下がって飲みやすくなりますが、グラスに入れた焼酎の量が同じなら、純アルコールは変わりません。

飲み方 1杯の中身 純アルコール
お湯割り 6:4(ロクヨン) 焼酎90ml+お湯60ml 18.0g
水割り 5:5 焼酎90ml+水90ml 18.0g
前割り(6:4で割って寝かせたもの)を1合 焼酎108ml分 21.6g
泡盛 30度をロックで1合 泡盛180ml 43.2g
泡盛 43度の古酒をロックで1合 泡盛180ml 61.9g

お湯割りを3杯飲めば、焼酎だけで270ml、純アルコール54gです。43度の古酒は1合で、ガイドラインが避けるべきとしている「1回60g以上」を超えます。

量を知る道具

焼酎の純アルコールは「グラスに注いだ焼酎の量」で決まります。目分量で割っていると、気づかないうちに焼酎の量が増えがちです。目盛りのあるグラスを使えば、1杯に入れた焼酎の量が分かります。

「体によい」と言われる話は、どこまで確かめられている?

焼酎の健康の話を、研究の強さで分けると次の図のようになります。図のあとで、1つずつ見ていきます。

焼酎の健康の話を研究の強さで分けた図。上の段は、25度の焼酎1合(180ml)の純アルコールが36gで、日本酒1合(約22g)の約1.7倍であることを棒で比べている。お湯割り6:4(焼酎90ml+お湯60ml)も水割り5:5(焼酎90ml+水90ml)も純アルコールは18.0gで、割っても焼酎の量が同じならアルコールは同じ。下の表は7つの話の研究の段階を並べる。「本格焼酎は血栓を溶かす」は人の研究が1つのグループだけで、追試がない。「香りをかぐだけで血栓が溶ける」は細胞の実験だけ。「痛風によい」は人の研究で逆の結果(焼酎でも尿酸値は上がる)。「血糖が上がらない・糖尿病によい」は数人の短い試験だけ。「太らない」は量とつまみ次第。「二日酔いしにくい」は焼酎での研究がない。「甲類より本格焼酎が体によい」は比べた研究がない。体への影響を決めるのは、お酒の種類より飲んだアルコールの量。
図:焼酎1合の純アルコールと、「体によい」と言われる7つの話の研究の段階(押すと拡大)

「血液サラサラ」:本格焼酎と血栓を溶かす酵素

「本格焼酎を飲むと、血栓を溶かす酵素(ウロキナーゼやt-PA)が増える」という話のもとは、須見洋行氏(宮崎医科大学、のち倉敷芸術科学大学)らの研究です。

  • 1988年の論文では、焼酎・日本酒・ビールを飲んだ約1時間後に、血液の「血栓を溶かす力」が上がり、焼酎で約2.1倍だったと報告しています。ただし、要約には人数や比べ方の説明がありません
  • 2014年の総説(研究のまとめ)では、62人にお酒を飲んでもらい、1時間後の値が「飲まない人478、ビール712、日本酒855、本格焼酎1160」だったという図を紹介しています。よく言われる「約2.4倍」はこの図の 1160 ÷ 478 です。ただし、くじ引きで飲むお酒を割り当てたか、同じ人で比べたかなどの説明はなく、図のラベルと本文の説明も食い違っています

そのうえで、次のことに注意が必要です。

  • 人での研究は、ほぼこの1つの研究グループのもので、PubMed で探しても、ほかのグループの追試は見つかりませんでした
  • 2012年の論文には、麦焼酎メーカー(三和酒類)の研究者2人が共著者として入っています(同じ2人の別の論文の所属表記による)。また、2001年には県の産業支援機関から「焼酎の機能性解明と新商品の開発研究」の委託を受けています
  • アルコールそのものが一時的に「血栓を溶かす力」の指標を動かすことは、焼酎以外のお酒でも報告されています。オランダの8人の試験や、63の試験をまとめた研究(2011年)では、ワイン・ビール・蒸留酒で同じような結果でした

「本格焼酎だけが特別に血栓を溶かす」と言える研究は、いまのところありません。一方で厚生労働省のガイドラインは、脳梗塞のリスクが上がる量を男性で1日40g、女性で1日11g程度からとしています。

「香りをかぐだけで」は、細胞の実験から

「焼酎の香りをかぐだけでも血栓が溶ける」という話は、同じ研究グループが、焼酎の香りの成分(β-フェネチルアルコール)を培養した細胞に加えた実験がもとです。総説には「将来、香りをかぐだけでt-PAを高めてくれるアロマセラピーの開発も夢ではない」と書かれていますが、人に香りをかがせて調べた研究は見つかりませんでした。

痛風:プリン体ゼロでも尿酸値は上がる

厚生労働省の健康情報サイトは、アルコールが尿酸値を上げるしくみを3つ挙げています。

  1. アルコールを分解するときに体の中でプリン体が増え、尿酸になる
  2. 尿酸が体から出にくくなる
  3. つまみからプリン体をとる

つまり、お酒そのものにプリン体がなくても、アルコールで尿酸値は上がります。実際の調査でも、そうなっています。

純アルコール20gあたりの尿酸値の上がり方聖路加国際病院の健診を受けた7万8153人の調査(Fukui 2023)。1日に純アルコール20g(焼酎なら25度で100ml)を多く飲むごとに、血清尿酸値がどれだけ高かったか(mg/dL)。男性:ビール0.12、ウイスキー0.19、ワイン0.10、焼酎0.08、日本酒0.06。女性:ビール0.21、ウイスキー0.16、ワイン0.10、焼酎0.09、日本酒0.04(女性の日本酒だけ統計的に意味のある差なし)。プリン体がほぼゼロの焼酎でも、尿酸値ははっきり上がっていた。1日20g多く飲むごとの尿酸値の差(mg/dL)男性女性ビールビール(男性):+0.12mg/dL+0.12ビール(女性):+0.21mg/dL+0.21ウイスキーウイスキー(男性):+0.19mg/dL+0.19ウイスキー(女性):+0.16mg/dL+0.16ワインワイン(男性):+0.10mg/dL+0.10ワイン(女性):+0.10mg/dL+0.10焼酎焼酎(男性):+0.08mg/dL+0.08焼酎(女性):+0.09mg/dL+0.09日本酒日本酒(男性):+0.06mg/dL+0.06日本酒(女性):+0.04mg/dL+0.04女性の日本酒(+0.04)だけは統計的に意味のある差なし。横断研究
Fukui S, et al. JAMA Netw Open 2023(聖路加国際病院の健診を受けた7万8153人、横断研究)の表3から作成
  • 日本人約7.8万人の調査(2023年)では、1日に純アルコール20g(25度の焼酎なら100ml)多く飲むごとに、焼酎でも尿酸値は男性で0.08、女性で0.09mg/dL高く、統計的にはっきりした差でした
  • 上がり方はビールより小さいという結果です
  • アメリカの男性約4.7万人を12年追った研究(2004年)では、蒸留酒を1日1杯多く飲むごとに、痛風になるリスクは1.15倍でした(ビールは1.49倍)

「焼酎は痛風によい」とする研究はありません。厚生労働省の健康情報サイトも「どんな種類のアルコールでも適切な飲酒量にとどめておくことが重要」としています。

血糖・糖尿病:「上がりにくい」は数人の試験

  • 糖尿病の男性6人の試験(2008年)では、ビールや日本酒のあとは血糖が上がり、焼酎では上がりませんでした。著者は「血糖の上昇はお酒に含まれる糖による」としています
  • 健康な6人(解析は5人)の試験(2016年)でも、夕食と一緒に飲んだ焼酎は、ビールより血糖の上がりが小さい結果でした。この研究の著者の多くは、鹿児島大学の焼酎・発酵学の研究室の人です(研究室のもとになった講座は、県と焼酎業界の寄付で作られました)

焼酎には糖がないので、お酒の糖で血糖を上げないのは成分から見て当然の結果です。一方で、長い目で見た糖尿病のリスクについては、次のような報告があります。

  • 38の研究・190万人をまとめた研究(2015年)では、少量の飲酒で糖尿病が少ないという関連は女性だけで、アジアの人たちでは見られませんでした
  • 日本人約2.9万人を10年追った研究(JPHC研究、2005年)では、BMI 22以下のやせ型の男性で、1日23g以上飲む人ほど糖尿病になる人が多い結果でした

「焼酎は糖尿病によい」とは言えません。

太る?:糖質ゼロでもカロリーはある

1杯 エネルギー(概算)
25度の焼酎 1合(180ml) 約250kcal
日本酒 1合 約190kcal
ビール 中瓶(500ml) 約200kcal
25度の焼酎 100ml(純アルコール20g) 約140kcal

(食品成分表 八訂 増補2023 の100gあたりの値から計算)

  • 純アルコールをそろえると(20gあたり)、焼酎はビール・日本酒よりエネルギーが少なめです。でも1合どうしでは、焼酎のほうが多くなります
  • 「アルコールのカロリーはエンプティカロリーだから太らない」と言われることがありますが、エンプティカロリーは「ビタミンなどの栄養がないカロリー」という意味で、体に入らないという意味ではありません
  • 健康な男性8人の試験(1992年)では、アルコールをとると、その間は体の脂肪が燃えにくくなりました
  • 127の研究をまとめた研究(2022年)では、1日28gを超える多量の飲酒で、太りすぎ・肥満が多い結果でした

日本酒のときと同じく、太るかどうかは、飲む量とつまみ次第です(日本酒と健康の記事)。

二日酔い:焼酎での研究はない

「蒸留酒は不純物が少ないから二日酔いしにくい」という説があります。

  • アメリカの試験(2010年、95人)では、香りの成分(コンジェナー)が多いバーボンのほうが、ほとんどないウオッカより、翌朝の二日酔いの気分が少し重い結果でした。ただし、翌日の注意力や反応の速さには差がありませんでした
  • 研究のまとめでは、二日酔いのいちばんの原因はアルコールそのもので、香りの成分の影響はずっと小さいとされます
  • この考え方を焼酎に当てはめると、甲類(連続式)は不純物を取り除く蒸留機で造るのでウオッカに近く、本格焼酎はむしろ香りの成分が多いほうになります
  • 焼酎の二日酔いを、ほかのお酒と比べて調べた人の研究は、PubMed では見つかりませんでした

甲類と本格焼酎、体にいいのはどっち?

甲類と本格焼酎の健康への影響を直接比べた人の研究は、見つかりませんでした。成分表のちがいは度数だけで、どちらも糖質・脂質・たんぱく質はゼロです。

お酒の種類よりも量

  • 国際がん研究機関(IARC)は、お酒に含まれるエタノール(アルコール)そのものを「人に対して発がん性がある」グループ1に分類しています
  • 世界がん研究基金(WCRF)は「すべての種類のお酒が、がんのリスクに同じように影響する」としています

くわしくはお酒の種類とがんの記事で書いています。

缶チューハイとストロング系

焼酎(主に甲類)は、缶チューハイ・サワーのベースにもなります。

缶 純アルコール 備考
7%・350ml 19.6g 食品成分表の缶チューハイ(レモン風味)は100gあたり炭水化物2.9g
9%(ストロング系)・350ml 25.2g 女性はこの1本で20gを超える
9%(ストロング系)・500ml 36.0g 25度の焼酎1合と同じ
  • 全国約2.8万人の調査(2023年)では、ストロング系を飲む人ほど、危険な飲み方(AUDIT 8点以上)が多い関連がありました。3年間追った調査(2026年)でも、飲み始めた人は翌年に危険な飲み方になる人が多い結果でした
  • 2024年2月、アサヒビールとサッポロビールは、アルコール度数8%以上の新商品を出さない方針を明らかにしました(すでにある商品の販売は続ける、とされています)
  • 緑茶・ウーロン茶・炭酸水・お湯で割れば、糖はほとんど増えません。甘い缶チューハイには、アルコールと糖の両方が入っています

飲むならできること

  • 焼酎の量で数える:25度なら、100mlで純アルコール20g。お湯割りは「何杯」より「焼酎を何ml入れたか」
  • 度数の高いものは少なく:泡盛や古酒は30〜43度。1合で40〜60gになります
  • 水を一緒に:厚生労働省のガイドラインは、水を混ぜて度数を下げる・アルコールの入っていない飲み物を選ぶことを、配慮の例に挙げています

アルコールを入れたくない日に

焼酎の香りは好きでも、今日はアルコールを入れたくない、という日には、ノンアルコールの「芋焼酎テイスト飲料」があります。

ご注意 お酒は20歳になってから。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。ここで紹介した商品は、健康によいことを示すものではありません。価格・送料は変わることがあります(送料は地域で変わります)。

まとめ

  • 焼酎は糖質・プリン体ほぼゼロ。でもカロリーはあり、25度1合で約250kcal
  • 25度の焼酎1合の純アルコールは36gで、日本酒1合の約1.7倍。割っても焼酎の量が同じならアルコールは同じ
  • 「本格焼酎は血栓を溶かす」は、ほぼ1つの研究グループの、設計の説明が足りない研究だけ。追試はなく、メーカーとの関わりもある
  • プリン体がなくても、焼酎で尿酸値は上がる。糖尿病によい・二日酔いしにくいを示す研究もない
  • 体への影響を決めるのは、お酒の種類より飲んだアルコールの量です

参考にした資料

  • 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース(16014 連続式蒸留しょうちゅう・16015 単式蒸留しょうちゅう・16060 泡盛)https://fooddb.mext.go.jp/
  • 厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年2月)https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38541.html
  • 厚生労働省 健康情報サイト「アルコールと高尿酸血症・痛風」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/alcohol/a-01-012.html
  • 公益財団法人 痛風・尿酸財団「アルコール飲料中のプリン体含有量」https://www.tufu.or.jp/gout/gout4/73
  • 酒税法 第3条第9号・第10号(e-Gov 法令検索)https://laws.e-gov.go.jp/law/328AC0000000006 /東京国税局「焼酎に関するもの」https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/abc/abc-shochu.htm
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  • 須見洋行「焼酎の香り成分が有する新規機能性:t-PAの放出,並びに血小板凝集抑制効果」日本醸造協会誌 109(3):137-146, 2014. DOI: 10.6013/jbrewsocjapan.109.137
  • Sumi H, et al. Shochu aroma increases t-PA activity, and decreases platelet aggregation activity. 日本アルコール・薬物医学会雑誌 2012;47(2):75-81. PMID: 22746039
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  • IARC Monographs Volume 100E(2012)/世界がん研究基金「Limit alcohol consumption」https://www.wcrf.org/research-policy/evidence-for-our-recommendations/limit-alcohol-consumption/
  • Business Insider Japan「アサヒ・サッポロ、度数8%以上の新商品を発売しない方針」(2024年2月14日)https://www.businessinsider.jp/post-282558

関連する読みもの・データベース

この記事は、公的機関の資料と研究をもとに表示のルールや評価を整理したもので、特定の食品や添加物の安全性・危険性を判定するものではありません。制度や海外の規制は変わることがあります(確認日 2026.10.01)。