ラベルの読み方確認日 2026.10.01

焼酎の種類とは? 甲類・乙類・本格焼酎・泡盛のちがいと人気ランキングを、国税庁の資料で読み解く

PR この記事には、楽天市場と A8.net のアフィリエイト広告のリンク(「楽天市場で見る」、蒸留所の通販のリンク)を含みます。書いている内容は、広告の有無と関係なく、国税庁・法令・調査会社の資料をもとにしています。お酒は20歳になってから。

焼酎のラベルには「本格焼酎」「焼酎甲類」「連続式蒸留焼酎」「泡盛」「黒麹仕込み」「減圧蒸留」など、いろいろな言葉が並びます。どれも、何で、どう造ったかを表す言葉です。

この記事では、法律と国税庁の資料をもとに、次のことを整理します。

  • 「甲類」「乙類」「本格焼酎」は、何がちがうのか
  • 芋・麦・米・そば・黒糖・泡盛は、どこで、どのくらい造られているのか
  • 麹(黒・白・黄)や、常圧・減圧の蒸留で、何が変わるのか
  • いちばん売れている焼酎はどれか(人気ランキング)

体への影響は焼酎と健康の記事、九州が焼酎どころになった理由やプレミア焼酎は焼酎の歴史と九州の記事で書いています。日本酒の造り方は日本酒の造り方の記事をどうぞ。

結論

  • 焼酎は、法律では2種類です。連続式蒸留機で造る「連続式蒸留焼酎(甲類)」と、それ以外の蒸留機で造る「単式蒸留焼酎(乙類)」。甲・乙は品質の上下ではありません
  • 「本格焼酎」と名乗れるのは、単式蒸留焼酎のうち、穀類・芋類・酒かす・黒糖と麹・水だけ(ほかに国が決めた49品目を少し)で造り、水以外を加えないものだけです
  • 本格焼酎の原料は、麦(43.5%)と芋(42.8%)でほぼ9割(2024年)。芋は宮崎、麦は大分、米は熊本、黒糖は鹿児島(奄美)が中心です
  • 銘柄ごとの売上の公的な統計はありません。会社の売上高のランキングでは、「黒霧島」の霧島酒造(宮崎)が14年連続で1位です(帝国データバンク、2025年)
  • 焼酎の地理的表示(GI)は5つ:壱岐・球磨・琉球・薩摩・東京島酒

この記事で紹介しているもの

記事の中で、論点に合わせて次のものを紹介しています(楽天市場と A8.net のリンクです)。

こんな人に 紹介しているもの 場所
原料のちがいを飲み比べたい 芋・麦・米・黒糖・泡盛を1本ずつ(黒霧島・いいちこ・白岳・れんと・今帰仁城 古酒) 原料のちがいを確かめるなら
九州の外で造る本格焼酎を飲んでみたい 九州の外で造る麦焼酎(福島県・奥久慈塙蒸留所の公式ショップ、A8.net のリンク) 芋・麦・米・そば・黒糖・泡盛
麹・発酵・蒸留のしくみを詳しく知りたい 『焼酎の科学』(講談社ブルーバックス) もっと知りたい人へ

焼酎は法律で2種類

連続式と単式

酒税法では、焼酎を蒸留機の種類で2つに分けています。

連続式蒸留焼酎 単式蒸留焼酎
昔の呼び名 焼酎甲類(ホワイトリカー) 焼酎乙類
蒸留機 連続式蒸留機(不純物を取り除きながら連続して蒸留する) それ以外(1回ずつ蒸留する単式蒸留機)
アルコール分 36度未満 45度以下
味わい 原料の香りが残りにくく、すっきり 原料や麹の香りが残る
主な使われ方 チューハイ・サワーのベース、梅酒づくり お湯割り・水割り・ロックなど
本格焼酎・泡盛 名乗れない 条件を満たせば名乗れる
  • ウイスキー・ブランデー・ウオッカ・ラム・ジンに当たるものは、焼酎には入りません
  • 連続式蒸留機は1830年にアイルランドで開発され、日本で連続式の焼酎が造られたのは1900年ごろといわれています(東京国税局)

「甲類」「乙類」は品質の上下ではない

「甲類」「乙類」という分け方は、1949年の酒税法の改正で、税率の区分として生まれました。1953年の酒税法では「連続式蒸留機で造ったものが甲類、それ以外が乙類」と定められ、2006年の改正で、いまの「連続式蒸留焼酎」「単式蒸留焼酎」という名前になりました。

甲・乙は、税の区分の名前で、どちらが上という意味はありません。いまも「焼酎甲類」「焼酎乙類」「ホワイトリカー」は、ラベルの呼び名として使ってよいことになっています。

「本格焼酎」と名乗れる条件

「本格焼酎」は、単式蒸留焼酎のうち、次の原料だけで造ったものに認められる呼び名です。

原料の組み合わせ 例
穀類または芋類、その麹、水 芋焼酎・麦焼酎・米焼酎・そば焼酎
穀類の麹と水だけ 全麹仕込みの焼酎
清酒かす(+米・米麹・水) 粕取り焼酎
黒糖・米麹・水 黒糖焼酎(奄美群島だけ)
穀類・芋類と麹・水に、国税庁長官が指定した49品目を加えたもの しそ・くり・ごま・緑茶・牛乳・トマト・こんぶなど
  • 49品目は、主原料(穀類・芋類と麹)の重さを超えない量だけ使えます
  • 蒸留したあとに水以外のもの(糖類など)を加えたものは、本格焼酎と名乗れません
  • 連続式と単式を混ぜたものは「焼酎甲類・乙類混和」などと表示し、量にかかわらず本格焼酎とは名乗れません(混ぜたほうが純アルコールで5%未満なら、多いほうだけの表示も認められています)
焼酎の分類を示す図。酒税法では焼酎を蒸留機の種類で2つに分ける。左は連続式蒸留焼酎(旧・甲類、ホワイトリカー)で、連続式蒸留機で造り、アルコール分は36度未満。原料の香りが残りにくくすっきりしていて、チューハイ・サワーのベースや梅酒づくりに使われる。本格焼酎・泡盛とは名乗れない。右は単式蒸留焼酎(旧・乙類)で、単式蒸留機で1回ずつ蒸留し、45度以下。その中に本格焼酎があり、穀類・芋類・酒かす・黒糖と麹・水だけで造る(国が決めた49品目を少し使ってよい)。水以外を加えたものは名乗れない。さらにその中に泡盛があり、黒麹菌の米麹と水だけで造る。連続式と単式を混ぜたものは量にかかわらず本格焼酎と名乗れない。甲・乙は税の区分の名前で、品質の上下ではない。
図:焼酎の分類と「本格焼酎」「泡盛」の位置づけ(押すと拡大)

原料別の種類

芋・麦・米・そば・黒糖・泡盛

種類 主な原料 主な産地 代表的な銘柄の例
芋焼酎 さつまいも(+米麹など) 鹿児島・宮崎 黒霧島(霧島酒造)、さつま白波(薩摩酒造)、黒伊佐錦(大口酒造)
麦焼酎 大麦(+麦麹・米麹) 大分・長崎(壱岐)・福岡など いいちこ(三和酒類)、二階堂・吉四六(二階堂酒造)
米焼酎 米・米麹 熊本(球磨) 白岳(高橋酒造)
そば焼酎 そば 宮崎(高千穂・五ヶ瀬)・長野など 雲海(雲海酒造)
黒糖焼酎 黒糖・米麹 鹿児島県の奄美群島だけ れんと(奄美大島開運酒造)、里の曙(町田酒造)
泡盛 米麹(黒麹)だけ 沖縄 残波(比嘉酒造)、久米島の久米仙
粕取り焼酎 日本酒の酒かす 全国の清酒蔵(伝統的には福岡が中心) −

(銘柄は、帝国データバンクのランキングで各社の主力ブランドとして挙げられているもの)

  • そば焼酎は、1973年に宮崎県五ヶ瀬町で造り始めた、比較的新しい焼酎です
  • 大分の麦焼酎は、1951年に麦の統制がなくなったのをきっかけに本格的に造られるようになり、麦麹を使うのが一般的です。壱岐の麦焼酎は米麹を使います

焼酎の産地は九州だけではありません。福島県塙町の蒸留所は、福島県産の大麦と大麦麹で麦焼酎を造っています。

どの原料がどのくらい造られている?

単式蒸留焼酎の原材料別の割合(2024年)国税庁「酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和7年アンケート)」図8。2024年の単式蒸留焼酎(本格焼酎・泡盛など)の原材料別の製成数量の割合。回答した581の製造者の合計341,453kLのうち、麦43.5%、芋42.8%、米5.9%、その他2.3%、泡盛2.0%、黒糖1.7%、そば1.7%、かす取り0.2%。単式蒸留焼酎の原料別の割合(2024年)麦148,444kL麦:43.5%43.5%芋145,993kL芋:42.8%42.8%米20,197kL米:5.9%5.9%その他しそ・ごまなどその他:2.3%2.3%泡盛6,696kL泡盛:2.0%2.0%黒糖5,938kL黒糖:1.7%1.7%そば5,707kLそば:1.7%1.7%かす取り760kLかす取り:0.2%0.2%回答した581の製造者の合計(341,453kL)に占める割合
国税庁「酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和7年アンケート)」図8。2024年1〜12月、回答した581の製造者の合計
  • 麦と芋で9割近くを占めます
  • 芋焼酎の約3分の2(65.5%)は宮崎県、麦焼酎の約4割(43.3%)は大分県、米焼酎の半分以上(53.1%)は熊本県で造られています(同じ資料の県別の表から計算)
  • 黒糖焼酎は全量が鹿児島県(奄美群島)です

芋の品種

  • 芋焼酎の原料として代表的なのは「コガネセンガン」です。農研機構は「焼酎用の最適品種として位置づけられています」と書いています。全国のさつまいもの作付面積の約2割(20.2%、2023年)を占めます
  • 宮崎県では、さつまいもの約7割が焼酎用、鹿児島県では約6割が焼酎用です(農林水産省)
  • 紫いもの「ムラサキマサリ」で造った「赤霧島」(2003年発売)のように、品種で香りを変えた焼酎もあります
  • 2018年秋から鹿児島・宮崎で、さつまいもが腐る「基腐病(もとぐされびょう)」が広がり、2025年も一部の焼酎の製造が制限されました

黒糖焼酎が奄美だけなのは

黒糖を焼酎の原料に使えるのは、国税庁の通達で「大島税務署(鹿児島県)の管内で造り、米麹と一緒に使うとき」に限られています。

国税庁の資料によると、戦争で輸送手段を失った奄美では食糧が足りず、戦後は米軍の占領下で黒糖を島の外へ運べなかったため、黒糖が焼酎の原料に使われるようになりました。1953年に奄美が日本に返還されたあとも、島の焼酎造りを続けられるよう特別に認められた、と説明されています(観光庁の解説文)。

原料のちがいを確かめるなら

原料のちがいを実際に確かめたい人のために、原料ごとに1本ずつ選びました(ランキング上位の会社や、地理的表示の産地の銘柄です)。

造り方

一次もろみと二次もろみ

本格焼酎(芋焼酎の場合)の造り方は、おおまかに次の流れです(国税庁「酒のしおり」の工程図)。

  1. 麹づくり:蒸した米(や麦)に麹菌をつける
  2. 一次もろみ:麹と水と酵母で、まず酵母を増やす。麹が出すクエン酸で、雑菌が増えるのを防ぐ
  3. 二次もろみ:蒸した主原料(さつまいもなど)と水を加えて発酵させる。麹がでんぷんを糖に変えるのと、酵母が糖をアルコールにするのが同時に進む
  4. 蒸留:もろみを単式蒸留機で1回蒸留する
  5. 貯蔵・割水・びん詰め:多くは1年以内に水で度数を整えて出荷

麹は米で造り、主原料が芋なら「芋焼酎」と、主原料の名前で呼びます。この「二次仕込み」は1903年ごろ鹿児島で使われ始め、1912年ごろ芋焼酎に定着しました。泡盛は、原料の米を全部麹にする「全麹仕込み」で、二次もろみがありません。

麹:黒・白・黄

麹菌 特徴 歴史
黄麹菌 日本酒の麹菌 明治の終わりまで、沖縄以外の焼酎も黄麹を使い、もろみが腐る「腐造」が多かったと考えられている
黒麹菌 クエン酸を多く作り、もろみを雑菌から守る。泡盛の伝統の麹 1910年ごろから、河内源一郎らが鹿児島の芋焼酎に広めた
白麹菌 黒麹菌の変異株。作業着や麹室が黒くならない。味わいが柔らかくなるといわれる 河内源一郎が大正時代に見つけ、1945年ごろ広まった
  • 2006年、日本醸造学会は黄麹菌・黒麹菌・白麹菌を「国菌」に認定しました
  • 白麹が広まったあと、いまは製品を多様にするため黒麹も復活しています(「黒霧島」「黒伊佐錦」の「黒」は黒麹仕込みのこと)

常圧蒸留と減圧蒸留

常圧蒸留 減圧蒸留
しくみ ふつうの気圧で蒸留 気圧を下げて、低い温度で蒸留
香り(国税庁の地理的表示の基準の記述) 球磨:香ばしさを伴った米特有の香り/琉球:香ばしい香り 球磨:果実のような香り/琉球:リンゴやバナナのような果実の香り
歴史 昔からの方法 1972年ごろに導入
  • 麦焼酎は、減圧蒸留などで香りを軽くしたタイプが主流で、芋焼酎は常圧蒸留した香りの豊かなものが主流です(東京国税局)

泡盛と古酒(クース)

  • 泡盛は、黒麹菌の米麹と水だけで発酵させ、単式蒸留したもので、水以外を加えないもの、と決められています
  • 原料が「穀類の麹と水だけ」なので、泡盛は法律上、本格焼酎の原料の条件にも当てはまります(ラベルには「泡盛」の呼び名が使われます)
  • 3年以上貯蔵したものは「古酒(クース)」と呼ばれます。泡盛は瓶に詰めたあとも熟成が進み、家で古い酒に新しい酒を継ぎ足していく「仕次ぎ」の文化があります

焼酎の地理的表示(GI)は5つ

地理的表示(GI)は、産地の名前を、決められた基準を満たした酒にだけ使えるようにするしくみです。焼酎(蒸留酒)のGIは5つあります。

名前 産地 指定 主な基準
壱岐 長崎県壱岐市 1995年 大麦と米麹(重さの比はおおむね2:1)、壱岐市内の水
球磨 熊本県球磨郡・人吉市 1995年 国内産の米と米麹だけ、球磨・人吉の水
琉球 沖縄県 1995年 黒麹菌の米麹と水だけ(=泡盛)
薩摩 鹿児島県(奄美市・大島郡を除く) 2005年 鹿児島県産のさつまいも、鹿児島県内の水
東京島酒 伊豆諸島の8町村 2024年 麦麹を使う本格焼酎、伊豆諸島の水

「薩摩」「球磨」「壱岐」「琉球」とラベルにあれば、産地と原料がこの基準どおりだということです。

「25度」が多いわけ

焼酎は25度の商品が多く見られます。法律の歴史を見ると、1950年の改正から焼酎の税率は25度を区切りに決められ、1953年の酒税法では「25度以下なら一定の税率、25度を超えると1度ごとに加算」というしくみでした。ただし、「だから25度が多くなった」と書いた国の資料は見つかりませんでした。

いまの税率は、21度以上なら1kLあたり20万円に、20度を超える1度ごとに1万円を足した額です。25度の一升瓶(1.8L)なら、酒税は450円になります(2026年10月からの税率で計算)。

人気焼酎ランキング

銘柄別の公的な統計はない

国税庁の統計は、品目・原料・都道府県までで、銘柄ごとの売上や出荷量の公的な統計はありません。ここでは、民間の調査会社・帝国データバンクが毎年まとめている焼酎メーカーの売上高ランキングを紹介します。

焼酎メーカーの売上高 上位10社(2025年)帝国データバンク「焼酎メーカー売上高ランキング(2025年)」(2026年9月3日発表)。売上高の5割以上が焼酎・泡盛の会社が対象で、推定を含む。1位 霧島酒造 525億4000万円、2位 三和酒類 255億2000万円、3位 二階堂酒造 163億円、4位 濱田酒造 150億500万円、5位 雲海酒造 125億6400万円、6位 宮崎本店 98億7600万円、7位 若松酒造 70億3600万円、8位 薩摩酒造 66億円、9位 本坊酒造 61億7800万円、10位 高橋酒造 59億7700万円。焼酎メーカーの売上高 上位10社(2025年)霧島酒造宮崎・黒霧島霧島酒造:525.4億円525.4億円三和酒類大分・いいちこ三和酒類:255.2億円255.2億円二階堂酒造大分・二階堂、吉四六二階堂酒造:163.0億円163.0億円濱田酒造鹿児島・海童濱田酒造:150.1億円150.1億円雲海酒造宮崎・木挽BLUE雲海酒造:125.6億円125.6億円宮崎本店三重・キンミヤ(甲類)宮崎本店:98.8億円98.8億円若松酒造鹿児島・薩摩一若松酒造:70.4億円70.4億円薩摩酒造鹿児島・さつま白波薩摩酒造:66.0億円66.0億円本坊酒造鹿児島・あらわざ桜島本坊酒造:61.8億円61.8億円高橋酒造熊本・白岳高橋酒造:59.8億円59.8億円売上の5割以上が焼酎・泡盛の会社だけ(宝酒造などの大手は入らない)
帝国データバンク「焼酎メーカー売上高ランキング(2025年)」(2026年9月3日発表)。売上高は推定を含む
順位 会社(所在地) 主なブランド 主な原料 売上高(2025年)
1 霧島酒造(宮崎県都城市) 黒霧島、赤霧島 芋・麦 525億4000万円
2 三和酒類(大分県宇佐市) いいちこ 麦 255億2000万円
3 二階堂酒造(大分県日出町) 大分むぎ焼酎二階堂、吉四六 麦 163億円
4 濱田酒造(鹿児島県いちき串木野市) 海童、だいやめ 芋・麦 150億500万円
5 雲海酒造(宮崎県宮崎市) 木挽BLUE、雲海 芋・そば・麦 125億6400万円
6 宮崎本店(三重県四日市市) キンミヤ焼酎(甲類) 麦 98億7600万円
7 若松酒造(鹿児島県いちき串木野市) 薩摩一 芋・麦 70億3600万円
8 薩摩酒造(鹿児島県枕崎市) さつま白波、神の河 芋・麦 66億円
9 本坊酒造(鹿児島県鹿児島市) あらわざ桜島 芋・麦 61億7800万円
10 高橋酒造(熊本県人吉市) 白岳、白岳しろ 米 59億7700万円

読むときの注意があります。

  • このランキングは、売上の5割以上が焼酎・泡盛の会社だけが対象です。宝酒造(宝焼酎)・合同酒精などの大手は、ほかのお酒の売上が大きいため入っていません
  • 会社の売上のランキングで、銘柄のランキングではありません(「黒霧島が売上1位の銘柄」とは言えません)
  • 上位50社の売上の合計は2,213億円で、ピークの2008年(3,090億円)から約3割減りました
  • 都道府県別では、売上の合計は宮崎県(6社で711億円)がトップ、会社の数は鹿児島県(21社)がいちばん多い結果です

霧島酒造が1位になるまで

霧島酒造の公式の年表によると、1916年に都城で焼酎造りを始め、1998年に黒麹仕込みの「黒霧島」を宮崎県限定で発売、1999年に全国発売しました。帝国データバンクの調べで、2012年に初めて焼酎メーカーの売上1位となり、それまで9年連続1位だった三和酒類(いいちこ)を抜きました。2025年まで14年連続の1位です。

甲類焼酎の使われ方

  • チューハイ・サワー:缶チューハイは、1984年に宝酒造が「タカラcanチューハイ」を発売しています
  • 梅酒づくり:家で梅酒などを漬けるときは、法律でアルコール分20度以上のお酒を使うことになっています。造った梅酒は売ってはいけません
  • 連続式蒸留焼酎をたくさん造っているのは千葉県(2024年度 約10.5万kL)です

もっと知りたい人へ

麹・発酵・蒸留のしくみをもっと詳しく知りたい人には、次の本があります。

ご注意 お酒は20歳になってから。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。ここで紹介した商品は、健康によいことを示すものではありません。価格・送料は変わることがあります(送料は地域で変わります)。

まとめ

  • 焼酎は、連続式(甲類)と単式(乙類)の2種類。甲・乙は税の区分の名前で、品質の上下ではない
  • 「本格焼酎」は、穀類・芋類・酒かす・黒糖と麹・水(+49品目)だけで造り、水以外を加えない単式蒸留焼酎
  • 原料は麦と芋で9割近く。芋は宮崎、麦は大分、米は熊本、黒糖は奄美
  • 黒・白・黄の麹、常圧・減圧の蒸留で香りが変わる。泡盛は黒麹の米麹だけで造る
  • 会社の売上では霧島酒造が14年連続1位。ただし銘柄別の公的な統計はない

参考にした資料

関連する読みもの・データベース

この記事は、公的機関の資料と研究をもとに表示のルールや評価を整理したもので、特定の食品や添加物の安全性・危険性を判定するものではありません。制度や海外の規制は変わることがあります(確認日 2026.10.01)。