マイクロプラスチック データベース主食・おかず確認日 2026.10.01
野菜・果物のマイクロプラスチック
イタリアの2020年の研究は、果物1gあたり中央値22万個(最多はりんご)、野菜9.8万個と報告しました。ただ使った方法(電子顕微鏡と元素分析)はプラスチックの種類を同定できず、同じ研究室の方法には別の研究者から「妥当でない」との批判があります。
研究で見つかった量
| 研究 | 調べたもの | 数えた範囲・測り方 | 結果 |
|---|---|---|---|
| Oliveri Conti ら(2020年) | イタリアの野菜・果物 | SEM-EDX(元素を見る方法で、ポリマーの種類は同定できない) | 中央値 果物1gあたり223,000個、野菜97,800個。0.0015〜0.0025mm |
| Rahman ら(2026年) | バングラデシュの葉物野菜11種 | ATR-FTIR | 1cm²あたり0.69〜10.52個。洗うと表面の54〜91%が除かれ、内部のものは残った |
数えた粒の大きさの下限や、個数か重さかで結果は桁が変わります。研究どうしの数字はそのまま比べられません(→ 測り方で数字が変わる)。
知っておきたいこと
- Oßmann ら(2019年)は、同じ研究室の SEM-EDX による方法を「マイクロプラスチックの同定法として妥当でなく、手順も記載されていない」と批判しています。
家庭でできること(研究で示されたこと)
- 葉物野菜を洗うと、表面のマイクロプラスチックが54〜91%減った(Rahman ら 2026年)。
日本のデータ
日本の野菜・果物を測った研究は見つかりませんでした。
関連する解説
出典
- Oliveri Conti G ほか. Environ Res 2020;187:109677(PMID 32454310)
- Oßmann BE ほか. 2019(コメント)(PMID 31255329)
- Rahman ほか. J Hazard Mater 2026;501:140785(PMID 41391316)
最終確認日 2026.10.01(Gemini Notebook に論文・公的資料を集めて照合)。「要旨で確認」は論文の要旨に書かれていることだけを載せています。
WHO・FAO・EFSA などの公的機関は、今のところ特定の食品を控えるような個人向けの食事制限は勧めていません。このページは研究と公的機関の資料に書かれている事実を並べたもので、食品の良し悪しを判定するものではありません。