農薬データベース殺菌剤確認日 2026.10.01

ボスカリド

Boscalid

SDHI 系日本で登録ありWHO UEUで承認

かびの呼吸の別の段階(コハク酸脱水素酵素)を止める。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 2005年1月17日)。この成分を含む製剤は 6 種類。
主な適用作物
西洋芝、かんきつ、大粒種ぶどう、いちご、トマト、ミニトマト など(適用表に出てくる作物名 55 種類)
毒性の区分
成分そのもの:普通物
製剤(薄めて売られる商品)6種類の区分:普通物 6
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.044 mg
ARfD(急性参照用量)
体重1kgあたり 3 mg
評価
食品安全委員会 2025年12月24日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産検出割合 7位136 / 3,4573.9%0件
輸入検出割合 9位260 / 4,4425.8%1件

国産で見つかった食品:いちご、おうとう(チェリーを含む)、かき、かぶ類の根、かぼちや(スカッシュを含む)、きゆうり(ガーキンを含む)、ごぼう、その他のなす科野菜、その他のハーブ、なす、にんじん、ねぎ(リーキを含む) など(最大 1.7ppm)

輸入で見つかった食品:いちご、おうとう(チェリーを含む)、その他のなす科野菜、その他のゆり科野菜、その他の野菜、にんじん、ねぎ(リーキを含む)、ぶどう、アボカド、バナナ、ピーマン、ブラックベリー など(最大 1.3ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
U(通常の使用で急性の危険は低い)・LD50 >5000 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認(承認の期限 2028年3月)
EU の ADI:0.04 mg/kg bw/day、ARfD:—
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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