農薬データベース殺菌剤確認日 2026.10.01

カスガマイシン

Kasugamycin

いもち病などの稲の殺菌剤日本で登録あり有機JASで使えるWHO UEUで非承認

稲のいもち病・紋枯病などに使う(メラニン合成を止めるもの、稲の抵抗力を高めるものなど)。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 1965年5月10日)。この成分を含む製剤は 32 種類。
主な適用作物
稲、たまねぎ、だいこん、キャベツ、キウイフルーツ、なばな類 など(適用表に出てくる作物名 47 種類)
毒性の区分
成分そのもの:普通物
製剤(薄めて売られる商品)32種類の区分:普通物 31・劇物 1
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.094 mg
ARfD(急性参照用量)
設定の必要なし
評価
食品安全委員会 2026年5月13日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
U(通常の使用で急性の危険は低い)・LD50 >10000 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで非承認
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

知っておきたいこと

  • 奈良・春日大社の土から見つかった放線菌が作る抗生物質から作られた、稲のいもち病の殺菌剤。有機JAS で使える農薬の1つ。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

同じ「いもち病などの稲の殺菌剤」の農薬

← 農薬データベースの一覧へ