農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01

スピノサド

Spinosad

マクロライド系・スピノシン系日本で登録あり有機JASで使えるWHO IIIEUで承認

土の微生物が作る物質をもとにした殺虫剤(スピノサド・エマメクチン安息香酸塩など)。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 1999年4月19日)。この成分を含む製剤は 33 種類。
主な適用作物
稲、キャベツ、はくさい、ブロッコリー、なす、トマト など(適用表に出てくる作物名 87 種類)
毒性の区分
成分そのもの:普通物
製剤(薄めて売られる商品)33種類の区分:普通物 31・劇物 2
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.024 mg
ARfD(急性参照用量)
設定の必要なし
評価
食品安全委員会 2021年6月15日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産8 / 1,6000.5%0件
輸入6 / 1,3110.5%0件

国産で見つかった食品:きゆうり(ガーキンを含む)、その他のあぶらな科野菜、その他の野菜、にら、もも、アスパラガス(最大 0.42ppm)

輸入で見つかった食品:トマト、バナナ、ピーマン、ブルーベリー、未成熟えんどう(最大 0.1ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
III(やや危険)・LD50 3738 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認(承認の期限 2041年4月)
EU の ADI:0.024 mg/kg bw/day、ARfD:0.1 mg/kg bw
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

知っておきたいこと

  • 土の中の放線菌が作る物質から作られた殺虫剤。有機JAS で使える農薬の1つ。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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