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水道水の PFAS データベース沖縄確認日 2026.10.04

沖縄県の水道水の PFAS

2020〜2025年度の最大70 ng/L金武町水道事業(2020年度)
2025年度(8月まで)の最大9 ng/L
50 ng/L を超えた年度があった事業者1金武町水道事業
値のある事業者39 / 41

国の調査の表で、沖縄県の 2020〜2025年度の最大は金武町水道事業の 70 ng/L(2020年度)です。金武町は地下水源を使うのをやめ、沖縄県企業局の水を受けて給水しています。市町村に水を卸す沖縄県企業局の値は 2020年度 32、2021年度 35 から、2022年度以降は 5〜6 に下がり、2025年度(8月末まで)の県内の最大は南部水道企業団と石垣市(2024年11月の表で検査地点が原水のみの事業者)の 9 ng/L でした。

事業者ごとの値(PFOS+PFOA の合算、ng/L)

事業者2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度*測った場所
那覇市上下水道事業上水道・那覇市全量受水:受水先 沖縄県企業局1994175給水栓水のみ
名護市水道事業上水道・名護市ndndndndnd1原水のみ
宜野湾市水道事業上水道・宜野湾市全量受水:受水先 沖縄県企業局——8nd47給水栓水のみ
浦添市水道事業上水道・浦添市全量受水:受水先 沖縄県企業局10nd5nd13給水栓水のみ
南部水道企業団上水道7361279給水栓水・浄水場出口水・原水
うるま市水道事業上水道・うるま市全量受水:受水先 沖縄県企業局————0.70.5給水栓水のみ
糸満市水道事業上水道・糸満市全量受水:受水先 沖縄県企業局ndndndndndnd給水栓水のみ
豊見城市水道事業上水道・豊見城市全量受水:受水先 沖縄県企業局—————nd—
沖縄市上下水道上水道・沖縄市全量受水:受水先 沖縄県企業局1323313—給水栓水のみ
本部町水道事業上水道・本部町—323nd2給水栓水・原水
石垣市水道事業上水道・石垣市1622321289原水のみ
嘉手納町水道事業上水道・嘉手納町全量受水:受水先 沖縄県企業局———————
西原町水道事業上水道・西原町全量受水:受水先 沖縄県企業局ndndndndndnd給水栓水のみ
読谷村水道事業上水道・読谷村全量受水:受水先 沖縄県企業局———nd——給水栓水のみ
北谷町水道事業上水道・北谷町全量受水:受水先 沖縄県企業局——1nd43給水栓水のみ
与那原町水道事業上水道・与那原町全量受水:受水先 沖縄県企業局——ndndndnd給水栓水のみ
中城村水道事業上水道・中城村全量受水:受水先 沖縄県企業局1062.71.82.53給水栓水のみ
伊江村水道事業上水道・伊江村ndndndndndnd給水栓水・原水
宮古島市水道事業上水道・宮古島市—62466給水栓水・原水
北中城村水道事業上水道・北中城村全量受水:受水先 沖縄県企業局——22.24.72.6給水栓水のみ
南城市水道事業上水道・南城市全量受水:受水先 沖縄県企業局———nd——給水栓水のみ
恩納村水道事業上水道・恩納村全量受水:受水先 沖縄県企業局—————0.5—
宜野座村水道事業上水道・宜野座村ndnd16ndndnd給水栓水・原水
金武町水道事業上水道・金武町7059412ndnd給水栓水・浄水場出口水・原水
久米島町水道事業上水道・久米島町—11111原水のみ
今帰仁村水道事業上水道・今帰仁村ndndndndndnd給水栓水・原水
沖縄県企業局用水供給・北谷浄水場:北谷町・沖縄市・北中城村・中城村・宜野湾市・浦添市・那覇市・石川浄水場:うるま市・金武町・恩納村・読谷村・嘉手納町・西原町・豊見城市・糸満市・南風原町・八重瀬町・南城市・名護浄水場:名護市・本部町・今帰仁村・伊江村・西原浄水場:西原町・与那原町受水する市町村など:那覇市、宜野湾市、浦添市、うるま市、糸満市、豊見城市、沖縄市、嘉手納町、西原町、読谷村、北谷町、与那原町、中城村、北中城村、南城市、恩納村、名護市、本部町、今帰仁村、伊江村、金武町、南風原町、八重瀬町(南部水道企業団)、粟国村、北大東村、座間味村、伊是名村、南大東村、伊平屋村、渡嘉敷村32356555浄水場出口水・原水
国頭村簡易水道事業簡易水道・国頭村——ndndndnd原水のみ
大宜味村簡易水道事業簡易水道・大宜味村ndndndndndnd給水栓水・原水
東村簡易水道事業簡易水道・東村ndndndndndnd給水栓水・原水
伊是名村簡易水道事業簡易水道・伊是名村全量受水:受水先 沖縄県企業局—ndndndndnd給水栓水のみ
渡嘉敷村簡易水道事業簡易水道・渡嘉敷村一部を受水:沖縄県企業局————ndnd給水栓水・浄水場出口水
座間味村簡易水道事業簡易水道・座間味村一部を受水:沖縄県企業局—ndndndndnd給水栓水・原水
粟国村簡易水道事業簡易水道・粟国村全量受水:受水先 沖縄県企業局—ndndndndnd給水栓水のみ
渡名喜村簡易水道事業簡易水道・渡名喜村—ndndndnd1給水栓水・浄水場出口水・原水
南大東村簡易水道事業簡易水道・南大東村全量受水:受水先 沖縄県企業局———11—給水栓水のみ
北大東村簡易水道事業簡易水道・北大東村全量受水:受水先 沖縄県企業局———————
多良間村簡易水道事業簡易水道・多良間村—ndndndnd—給水栓水・原水
竹富町簡易水道事業簡易水道・竹富町—2nd242給水栓水・原水
与那国町簡易水道事業簡易水道・与那国町—11111給水栓水・浄水場出口水・原水
伊平屋村水道事業簡易水道・伊平屋村全量受水:受水先 沖縄県企業局—————nd—

国(国交省・環境省)が公表した、各事業者の年度ごとの最大値です。1つの事業者に複数の水源・浄水場があると、給水区域の中でも系統によって値は違います。測った場所は原則として給水栓(蛇口)ですが、原水(浄水場で処理する前の水)だけを測った事業者もあり、原水の値は水道水の基準の対象ではありません。nd は検出・定量できる下限より低いこと。—は値の報告がないこと。*2025年度は2025年8月末まで。

50超 50 ng/L を超えた年度(測った場所に原水を含む事業者では、原水の値のこともあります) 原水 50 ng/L を超えたが、原水だけで測った事業者

自治体・事業体が独自に公表している値

公表した機関地点期間値(ng/L)測った水
沖縄県企業局北谷浄水場 出口2026年度(4月1日〜8月28日、22回)3〜6浄水場出口。平均 4。2026年9月25日更新
沖縄県企業局北谷浄水場 入口2026年度(4月1日〜8月28日、7回)1未満〜3浄水場入口(原水)。平均 1 未満
沖縄県企業局名護・石川・西原浄水場 入口・出口2026年度(5月・8月、各2回)1未満浄水場出口・原水
沖縄県企業局北谷浄水場 浄水2025年度(52回)2〜13浄水場出口。平均 5。2015年度(平成27年度)の年度最大は 120(暫定目標値ができる前)
沖縄県企業局比謝川取水ポンプ場2026年度(4月1日〜8月28日、5回)79〜165原水(河川)。平均 125。取水を止めている河川の値
沖縄県企業局長田川取水ポンプ場2026年度(4月1日〜8月28日、5回)4〜8原水(河川)。2024年3月の取水堰の工事で、比謝川からの回り込みがなくなったと企業局は説明
沖縄県企業局川崎取水ポンプ場(天願川)2026年度(4月1日〜8月28日、5回)10〜44原水(河川)。取水を止めている河川の値
沖縄県企業局嘉手納井戸群(集合水)2026年度(4月1日〜8月28日、13回)24〜37原水(地下水)。企業局は 2026年度から、硬度低減化施設にも粒状活性炭を入れ、この水を直接処理するとしている(2020年7月からは浄水場の粒状活性炭で処理)
沖縄県企業局北谷浄水場 浄水(PFHxS)2025年度最大 7浄水場出口。PFHxS の値で、PFOS+PFOA ではありません。PFHxS は「要検討 PFAS」で目標値はありません

知っておきたいこと

  • 県内 41 行のうち 21 行が「全量受水」(自分の水源を持たず、水を買う)で、那覇市・沖縄市・宜野湾市・浦添市・うるま市などが入ります。企業局によると、北谷浄水場の水は北谷町・沖縄市・北中城村・中城村・宜野湾市・浦添市・那覇市へ送られ、石川・西原・名護の各浄水場の水もそれぞれの市町村へ送られています。市町村の中のどこにどの水が行くかは、各市町村の水道が決めています。→ 自分の地域の水道水の PFAS はどう調べる?
  • 沖縄県企業局は、国の調査とは別に、北谷浄水場の水源(比謝川・長田川・天願川・嘉手納井戸群)と浄水場の入口・出口を週〜月1回測って公表しています。2026年度(4月1日〜8月28日)の北谷浄水場の出口は最大 6・平均 4 ng/L(22回)、名護・石川・西原の浄水場は入口・出口とも 1 未満でした。
  • 国の表の企業局の値(2020年度 32、2021年度 35、2022年度 6、2023年度 5)は、企業局が公表している北谷浄水場の浄水の年度最大と同じです。2024・2025年度は、国の表が 5、企業局の年度の集計では 6・13(2025年度は年度末までの値)で、締め日や数え方で違いが出ます。
  • 北谷浄水場の水源の比謝川は、取水を止めていても高い値が続いています(2025年度の最大 143、2026年度 4〜8月の最大 165)。2026年度(8月末まで)の北谷浄水場の取水は、ダム水など 73.4%、海水淡水化 9.6%、嘉手納井戸群 9.2%、長田川 7.8% で、比謝川と天願川からは取っていません。
  • 金武町の値は 70→59→41→2→nd→nd(2020→2025年度)です。国交省の事例集によると、超過は原水(浄水場で処理する前の水。金武1〜6号水源・和留美原水源1号)で確認され、取水の制限・停止、ろ過池への粒状活性炭の敷設を経て、「原因が解明できないため地下水源を活用せず、浄水場の稼働を停止」し、企業局から全量受水しています。なお 2025年8月時点の国の表では、金武町の区分は「自己水源あり」のままです。
  • 石垣市の 2024年度 28 は原水だけで測った値です(2020〜2025年度 3〜28)。専用水道(社宅・病院・基地などの自家用の水道)は 33 で、検査した 14 のうち 50 を超えたものはありません(2020年度〜2025年8月)。
  • 健康への影響について、環境省の「よくある質問」は、沖縄県が健康に関する既存の統計で地域を比べ、比べた地域との間に差は見られなかったとされる例として紹介しています。血中濃度で個人の健康影響を判断する基準は日本にありません。→ PFAS は体にどんな影響がある?

年表

2007年企業局が試験的に検査し、嘉手納の K-16 井戸で大きな検出ピーク。念のため取水を停止(当時は国内に検査方法も基準もなかった)
2014年2月企業局が PFOS などの検査態勢を整え、実態の調査を始める
2015年度北谷浄水場の浄水の年度最大 120 ng/L(国の目標値ができる前)
2016年1月企業局が比謝川流域の高い濃度を公表。汚染源は「嘉手納基地の蓋然性が高い」とした
2016年6月企業局が嘉手納基地への立入調査を申請。認められず
2017〜2018年度企業局の嘉手納基地周辺の地下水調査。基地外の上流より、基地内を通った下流のほうが濃度が高かった
2020年4月国が PFOS+PFOA 50 ng/L を暫定目標値に。企業局は中部水源の取水の停止・抑制を強める
2020年5月企業局が嘉手納基地の立入調査を再び申請
2020年7月嘉手納井戸群の水を、浄水場の粒状活性炭で処理するよう流れを変更
2020年度金武町の水道で 70 ng/L(国の表)。国交省の事例集では、原水(金武1〜6号水源・和留美原水源1号)で超過が確認され、その後、地下水源の使用をやめる
2021年12月北谷浄水場の原水で 75 ng/L(浄水は 35)
2023年度PFOS などの吸着に向く粒状活性炭を、北谷浄水場の全16池に入れ終える(防衛省の補助事業)
2024年3月長田川の取水堰の工事が終わり、比謝川からの水の回り込みがなくなる
2025年12月2020年の立入申請について、米軍の不許可の回答が防衛省から示される
2026年4月PFOS+PFOA 50 ng/L が水道の水質基準に
2026年6月企業局が、不許可の理由に答える形で3回目の立入申請書を沖縄防衛局へ提出
2026年4〜8月北谷浄水場の出口は最大 6・平均 4 ng/L(企業局)

川・地下水(環境)の測定

水道水とは別の、川や地下水そのものの測定です。飲み水に使われているとは限りません。

  • 比謝川の支流の大工廻川(水源ではない調査地点)は、企業局の測定で 2025年度の最大 266、2026年度 4〜8月の最大 233 ng/L でした。2019年度(令和元年度)の最大は 1,675 です。
  • 企業局の臨時調査では、比謝川取水ポンプ場の周辺 19 地点のうち 13 地点、天願川・川崎川の上流(2016年12月〜2017年4月)の 13 地点のうち 10 地点で、当時参考にしていた米国 EPA の生涯健康勧告値(PFOS と PFOA の合計 70 ng/L)を上回りました。
  • 環境省の 2019年度(令和元年度)の全国調査では、沖縄市の川崎川(天願川、元川橋)で 475 ng/L、宜野湾市の湧水(メンダカリヒーガー)で 815.3、中頭郡の湧水(シリーガー)で 1,188.0 でした。川や湧水の値で、水道の値ではありません。
  • 沖縄県環境部は 2016年度に全県の河川などの水質調査を行い、2017年度からは米軍基地周辺の河川・湧水などで調査を続けています。県のページは「嘉手納飛行場及び普天間飛行場については、これまでの水質調査結果や地下水脈の調査結果から主な汚染源は両飛行場内である蓋然性が高く」、キャンプ・ハンセン周辺の井戸水は「汚染源は同基地内である可能性があります」としています。
  • 県は 2016年6月〜2021年12月に、嘉手納飛行場(2件)・普天間飛行場(1件)・キャンプ・ハンセン(1件)の立入調査を4件申請しましたが、いずれも米軍側から不許可の回答でした。汚染源を調べるための基地内の立入調査は認められておらず(流出事故 2 件のときの県・国・米軍の合同調査は除く)、県の見方は主に基地の外の測定にもとづくものです。2024年度の県の専門家会議は、普天間飛行場について「蓋然性が更に高まった」と総括しています。

自分の量に置きかえる

水からとる量
— ng/kg/日
日本の耐容一日摂取量(PFOS・PFOA 各 20 ng/kg 体重/日)に対して
—
EFSA の耐容週間摂取量(4物質合計 4.4 ng/kg 体重/週=1日あたり約 0.63)に対して
—
食品37品目からとる量(農水省の調査の推計 PFOS 0.13+PFOA 0.09=0.22 ng/kg 体重/日。37品目は食べる量で全体の約5割)との比
—

合算の値をそのまま1つの物質として計算しています(実際は PFOS と PFOA に分かれるので、日本の TDI に対する割合はこれより小さくなります)。EFSA の値は PFOA・PFNA・PFHxS・PFOS の4物質の合計に対するもので、水道の値には PFNA・PFHxS は入っていません。物差しによって同じ量の読み方が変わることを示すための計算で、健康への影響を判定するものではありません。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.04(公的機関の資料・論文の原典で確認し、Gemini Notebook に集めて照合)。事業者ごとの値は国の表のとおりで、ウラヨミが並べ替え・集計しました。

このページは、国・自治体などの公的機関が公表した測定値と、基準・評価・論文に書かれている事実を並べたものです。水道水の良し悪しや健康への影響を判定するものではありません。最新の値と対応は、お住まいの地域の水道事業者に確かめてください。

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