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データベース47都道府県・3,376事業者・解説8本確認日 2026.10.04

水道水の PFAS データベース

全国の水道事業者が国に報告した PFOS と PFOA の値(合算、年度ごとの最大値)を、都道府県ごとに並べました。もとは国交省・環境省の全国調査(2024年11月・2025年12月公表)で、2020年度から2025年度(2025年8月末まで)までの値です。50 ng/L は、2026年3月までは暫定目標値、2026年4月1日からは水質基準です。数字だけでなく、測った場所(蛇口か、処理前の原水か)、受水先、自治体の独自公表もいっしょに見られるようにしています。「危険」「安全」の判定はしません。公的機関の公表値と、その読み方だけを書きます。

いまわかっていること

  • 2020年度から2025年8月末までに、水道事業で 50 ng/L を超えたのは 19事業です。2025年12月時点で18事業は対策済み、1事業は応急対応中です(事業者名は公表されていません)。
  • 50 を超えた事業の数は、2020年度 11 → 2023年度 3 → 2024年度(9月末まで)0 と減りました。ただし、その後の検査で、2024年度に2事業、2025年度(8月末まで)に4事業が 50 を超えています。検査した事業は 466(2020年度)から、累計 3,201(2025年8月末)に増えています。検査した事業の大半は nd(測れる下限より低い)です。
  • 最大は岡山県吉備中央町の 1,400 ng/L(2022年度)です。水源の変更や活性炭の入れ替えで、2024・2025年度は nd になりました(岡山県のページ)。
  • 2026年4月の水質基準化のあとの、事業者ごとの値は、2026年10月時点で国からはまだ出ていません。最新の値は、堺市・大阪広域水道企業団・東京都水道局・沖縄県企業局などの独自公表で見られます。

数字を読むときに

  • 国の表の値は「その事業者の、その年度でいちばん高かった値」です。浄水場が複数ある事業者では、自分の家の蛇口の値とは限りません。
  • 値は PFOS と PFOA の合算です。測った場所は原則として給水栓(蛇口)ですが、原水(浄水場で処理する前の水)だけを測った事業者もあります。原水の値は基準の対象ではないので、表では色を分けています。
  • 「全量受水」の事業者は、水源と浄水場が受水先(企業団など)にあります。受水先の値もいっしょに見てください(調べ方の解説)。
  • 50 は一生飲み続ける前提の値です。1日 2 L・体重 50 kg で飲むと、50 ng/L で耐容一日摂取量(TDI)の 10%、10 ng/L で 2% に当たります(下の計算で自分の量に置きかえられます)。

このデータベースでできること

  • 国の表は事業者名で並んだ Excel です。ウラヨミは、それを都道府県・市区町村から引けるようにし、全量受水の事業者は受水先の企業団までたどれるようにしました。
  • 自分の地域の値を、1日に飲む量と体重から「TDI の何%か」「食事からの摂取の何倍か」に換算できます。物差し(日本の TDI と EFSA の TWI)で読み方が変わることも並べています。
  • 減らしたいときに比べたい浄水器の性能(メーカーが公表した PFOS・PFOA の総ろ過水量と、その試験の条件)も、同じデータベースの中で見られます。川や地下水の値は、水道の値と分けて書いています。
水源から浄水場、蛇口までの流れと、原水・浄水場出口・給水栓の位置。全量受水の市町村は企業団などの浄水場から水を買っている。水質基準 50 ng/L は蛇口の水が対象で、原水の値は対象ではない
国の表の値は、どこで測った値か。原則は給水栓(蛇口)だが、原水だけを測った事業者もある

都道府県から探す

47都道府県ごとに、事業者ごとの年度の値、自治体の独自公表、50 を超えた事業者のその後をまとめています。

都道府県事業者2020〜25年度の最大2025年度の最大50超の事業者
北海道2020〜2025年度の最大は、むかわ町穂別簡易水道の 47 ng/L(2024年度、蛇口)。50 を超えた事業者はなし27847むかわ町穂別簡易水道事業(2024)34—
青森県2020〜2025年度の最大は黒石市の 5 ng/L(2024・2025年度、蛇口)。ほとんどが nd595黒石市水道事業(2025)5—
岩手県2020〜2025年度の最大は一関市の 6 ng/L(2024・2025年度)。ほかはすべて nd486一関市上下水道事業(2025)6—
宮城県2020〜2025年度の最大は多賀城市の 13 ng/L(2021年度)。2022年度からは nd4013多賀城市(2021)2—
秋田県2020〜2025年度の最大は由利本荘市の 38 ng/L(2024年度、原水の値)11938由利本荘市水道事業(2024)37—
山形県2020〜2025年度の最大は東根市の 35 ng/L(2024年度)。2025年度は 246035東根市水道事業(2024)24—
福島県2020〜2025年度の最大は磐梯町の 12 ng/L(2024年度)。主な市はすべて nd8612磐梯町水道事業(2024)11—
茨城県2020〜2025年度の最大は国府田東簡易水道組合の 37 ng/L(2025年度)。50 を超えた事業者はなし15237国府田東簡易水道組合(2025)37—
栃木県2020〜2025年度の最大は下野市の 66 ng/L(2024年度)。2025年度も 63 で、市は臨時給水所を設置3066下野市水道事業(2024)631
群馬県2020〜2025年度の最大は渋川市の 64 ng/L(2022年度。給水栓と原水で測定)。市は井戸の揚水量を減らして対応13964渋川市水道事業(2022)501
埼玉県2020〜2025年度の最大は富士見市の 49 ng/L(2023年度)。2025年度は深谷市の 436049富士見市水道事業(2023)43—
千葉県2020〜2025年度の最大は八街市の 36 ng/L(2021年度)。2025年度は最大 114636八街市水道事業(2021)11—
東京都最大は東京都水道局の 64 ng/L(2020年度)。同じ年に小平市の蛇口で 64 が出て、都は濃度の高い井戸を停止。2025年度は最大 121464東京都水道局(2020)121
神奈川県最大は座間市の 63 ng/L(2020年度)。横浜市・川崎市・県営水道は 6年分すべて nd3463座間市上下水道局(2020)181
新潟県2020〜2025年度の最大は十日町市の 10 ng/L(2025年度、蛇口)。ほとんどが nd11610十日町市(2025)10—
富山県2020〜2025年度の最大は高岡市の 7 ng/L(2023年度、蛇口)。2024・2025年度は県内すべて nd597高岡市水道事業(2023)nd—
石川県2020〜2025年度の最大は福留グリーンシティー簡易水道の 40 ng/L(2025年度)。金沢市は nd9140福留グリーンシティー簡易水道(2025)40—
福井県2020〜2025年度の最大は芦原温泉上水道財産区の 19 ng/L(2024年度)。50 を超えた事業者はなし10519芦原温泉上水道財産区水道事業(2024)14—
山梨県2020〜2025年度の最大は北杜市の 21 ng/L(2024年度、原水の値)。50 を超えた事業者はなし13621北杜市上下水道事業者(2024)13—
長野県2020〜2025年度の最大は長野市の 58 ng/L(2020年度、蛇口)。2025年度は 417858長野市水道事業(2020)111
岐阜県2020〜2025年度の最大は各務原市の 550 ng/L(2021年度)。活性炭の処理のあと 2025年度は 2094550各務原市水道事業(2021)331
静岡県2020〜2025年度の最大は山内簡易水道の 20 ng/L(2025年度)。50 を超えた事業者はなし14320山内簡易水道(2025)20—
愛知県2020〜2025年度の最大は北名古屋水道企業団の 175 ng/L(2020年度、原水)。2022年度から nd48175北名古屋水道企業団(2020)421
三重県2020〜2025年度の最大は桑名市の 290 ng/L(2020年度、蛇口)。2023年度から nd56290桑名市上下水道部(2020)171
滋賀県2020〜2025年度の最大は栗東市・守山市の 30 ng/L。50 を超えた事業者はなし3030栗東市上下水道事業所(2022)19—
京都府2020〜2025年度の最大は福知山市の 75 ng/L(2023年度、蛇口)。50 を超えたのは3事業者3275福知山市上下水道部(2023)613
大阪府2020〜2025年度の最大は四條畷の田原浄水場の系統の 73 ng/L(2020年度、廃止済み)。堺市の蛇口は 7〜10(2026年度)4373大阪広域水道企業団四條畷水道事業(2020)271
兵庫県2020〜2025年度の最大は西脇市の 100 ng/L(2021年度、蛇口)。2025年度は田井簡易水道組合の 6953100西脇市(2021)693
奈良県2020〜2025年度の最大は山添村簡易水道の 46 ng/L(2023年度、原水の値)。50 を超えた事業者はなし4246山添村簡易水道事業(2023)21—
和歌山県2020〜2025年度の最大は岩出市の 32 ng/L(2023年度)。50 を超えた事業者はなし7832岩出市(2023)22—
鳥取県2020〜2025年度の最大は米子市の 24 ng/L(2020・2022年度)。50 を超えた事業者はなし2224米子市水道事業(2022)19—
島根県2020〜2025年度の最大は雲南市の 20 ng/L(2025年度)。50 を超えた事業者はなし2420雲南市水道事業(2025)20—
岡山県2020〜2025年度の最大は吉備中央町の 1,400 ng/L(2022年度)。全国の水道事業で最も高い値。2024年度から nd641400吉備中央町(2022)221
広島県2020〜2025年度の最大は安芸高田市の水道の 40 ng/L(2024年度)。50 を超えた水道事業者はなし2540広島県水道広域連合企業団安芸高田市水道事業(2024)23—
山口県2020〜2025年度の最大は防府市の 32 ng/L(2020年度)。毎年下がり、2025年度は 82532防府市水道事業(2020)8—
徳島県2020〜2025年度の最大は阿波市の 14 ng/L(2024年度)。県内はすべて 14 以下5014阿波市水道事業(2024)7—
香川県国の表は香川県広域水道企業団と直島町の2行だけ。最大は企業団の 36 ng/L(2025年度、8月まで)236香川県広域水道企業団水道事業(2025)36—
愛媛県2020〜2025年度の最大は松山市 中島地区簡易水道の 25 ng/L(2024年度)。50 超はなし8725中島地区簡易水道事業(松山市公営企業局)(2024)8—
高知県2020〜2025年度の最大は黒潮町の 26 ng/L(2025年度)。50 超はなし3726黒潮町水道事業(2025)26—
福岡県2020〜2025年度の最大はみやま市の 48 ng/L(2023年度)。専用水道では航空自衛隊芦屋基地で 1,5006848みやま市水道事業(2023)33—
佐賀県2020〜2025年度の最大は玄海町の 15 ng/L(2023年度)。県内はすべて 15 以下5215玄海町上下水道事業(2023)13—
長崎県2020〜2025年度の最大は新上五島町の 48 ng/L(2024年度、原水)。50 を超えた事業者はなし5348新上五島町水道事業(2024)47—
熊本県宇城市 不知火東部地区の水道水源で 95 ng/L(2024年度)。配水系統を切り替え、原因は「究明は困難」11295不知火東部地区簡易水道事業(2024)431
大分県2020〜2025年度の最大は国東市の 28 ng/L(2024年度)。大分市の水道は 2021年度以降すべて nd5728国東市水道事業(2024)26—
宮崎県小林市の水道で 61 ng/L(2025年度)。市は別の水源に切り替え7661小林市水道事業(2025)611
鹿児島県2020〜2025年度の最大は東串良町の 29 ng/L(2025年度)。50 超はなし11229東串良町水道事業(2025)29—
沖縄県最大は金武町の 70 ng/L(2020年度)。北谷浄水場の浄水は 2026年度 最大 6(企業局)4170金武町水道事業(2020)91

「2020〜25年度の最大」は、その都道府県の事業者の年度最大値のうち、いちばん高いもの(原水だけで測った値を含む)。「50超の事業者」は、50 ng/L を超えた年度があった事業者の数(原水の値を含む。基準の超過とは限りません)。2025年度は8月末まで。

自分の量に置きかえる

水道水の濃度・体重・1日に飲む量を入れると、日本の TDI と EFSA の TWI に対する割合、食事からの量との比が出ます。

水からとる量
— ng/kg/日
日本の耐容一日摂取量(PFOS・PFOA 各 20 ng/kg 体重/日)に対して
—
EFSA の耐容週間摂取量(4物質合計 4.4 ng/kg 体重/週=1日あたり約 0.63)に対して
—
食品37品目からとる量(農水省の調査の推計 PFOS 0.13+PFOA 0.09=0.22 ng/kg 体重/日。37品目は食べる量で全体の約5割)との比
—

合算の値をそのまま1つの物質として計算しています(実際は PFOS と PFOA に分かれるので、日本の TDI に対する割合はこれより小さくなります)。EFSA の値は PFOA・PFNA・PFHxS・PFOS の4物質の合計に対するもので、水道の値には PFNA・PFHxS は入っていません。物差しによって同じ量の読み方が変わることを示すための計算で、健康への影響を判定するものではありません。

全国の値の分布

国の表(2025年12月公表)の事業者を、年度ごとに値の区分で分けました。

年度ごとの、事業者の最大値(PFOS+PFOA)の分布 年度ごとに、国の表の事業者(行)を値の区分で分けた割合の積み上げ横棒。2020年度: nd(下限未満) 293, 検出〜5 53, 5超〜25 92, 25超〜50 14, 50超 11. 2021年度: nd(下限未満) 518, 検出〜5 58, 5超〜25 173, 25超〜50 28, 50超 5. 2022年度: nd(下限未満) 563, 検出〜5 67, 5超〜25 176, 25超〜50 34, 50超 4. 2023年度: nd(下限未満) 931, 検出〜5 87, 5超〜25 203, 25超〜50 38, 50超 3. 2024年度: nd(下限未満) 1875, 検出〜5 137, 5超〜25 279, 25超〜50 47, 50超 2. 2025年度*: nd(下限未満) 1816, 検出〜5 149, 5超〜25 262, 25超〜50 31, 50超 4. nd(下限未満) 検出〜5 5超〜25 25超〜50 50超 2020年度 nd(下限未満): 293 293 検出〜5: 53 53 5超〜25: 92 92 25超〜50: 14 50超: 11 463件 2021年度 nd(下限未満): 518 518 検出〜5: 58 58 5超〜25: 173 173 25超〜50: 28 50超: 5 782件 2022年度 nd(下限未満): 563 563 検出〜5: 67 67 5超〜25: 176 176 25超〜50: 34 50超: 4 844件 2023年度 nd(下限未満): 931 931 検出〜5: 87 87 5超〜25: 203 203 25超〜50: 38 50超: 3 1262件 2024年度 nd(下限未満): 1875 1875 検出〜5: 137 137 5超〜25: 279 279 25超〜50: 47 50超: 2 2340件 2025年度* nd(下限未満): 1816 1816 検出〜5: 149 149 5超〜25: 262 262 25超〜50: 31 50超: 4 2262件 *2025年度は2025年8月末まで。原水だけで測った事業者も含む。
国の表の行(事業者)を年度の最大値で分類(ウラヨミ再集計)。簡易水道は1行に複数の事業がまとまっている場合があり、国の事業数とは一致しない。

50 ng/L を超えた事業者

原水だけで測った値も含みます。

年度の最大値が 50 ng/L を超えた事業者の数 縦棒:2020年度 11, 2021年度 5, 2022年度 4, 2023年度 3, 2024年度 2, 2025年度* 4 0 3 6 9 13 2020年度: 11 事業者(国の表の行) 11 2020年度 2021年度: 5 事業者(国の表の行) 5 2021年度 2022年度: 4 事業者(国の表の行) 4 2022年度 2023年度: 3 事業者(国の表の行) 3 2023年度 2024年度: 2 事業者(国の表の行) 2 2024年度 2025年度*: 4 事業者(国の表の行) 4 2025年度* 事業者(国の表の行) *2025年度は8月末まで。原水だけで測った値を含む。2020年度〜2025年8月の累計は19事業(国の公表)。
同じ再集計による、年度の最大値が 50 ng/L を超えた行の数。2024年度の2件・2025年度の4件は、2024年10月以降の検査で分かったもの。

各国の基準

数える物質の数(2〜48種、総量)と拘束力が国ごとに違うので、数字の大小だけでは比べられません。

各国の飲料水の PFAS の基準(ng/L、対数目盛) 対数目盛の横棒:デンマーク(4種合計) 2; 米国 EPA(PFOA・PFOS 各) 4; スウェーデン(4種合計) 4; 豪州(PFOS) 8; ドイツ(4種合計・2028年〜) 20; カナダ(25種合計・目標値) 30; 日本(PFOS+PFOA) 50; EU(20種合計) 100; 英国(48種合計・指針) 100; WHO 案(PFOS・PFOA 各) 100; 豪州(PFOA) 200; EU(PFAS 総量) 500。薄い棒は法的拘束力のない指針・目標値。数える物質の数が違うので、数字どうしをそのまま比べることはできない。 法的な基準 指針・目標値・案 1 10 100 1000 デンマーク(4種合計) デンマーク(4種合計): 2 ng/L 2 米国 EPA(PFOA・PFOS 各) 米国 EPA(PFOA・PFOS 各): 4 ng/L 4 スウェーデン(4種合計) スウェーデン(4種合計): 4 ng/L 4 豪州(PFOS) 豪州(PFOS): 8 ng/L 8 ドイツ(4種合計・2028年〜) ドイツ(4種合計・2028年〜): 20 ng/L 20 カナダ(25種合計・目標値) カナダ(25種合計・目標値): 30 ng/L 30 日本(PFOS+PFOA) 日本(PFOS+PFOA): 50 ng/L 50 EU(20種合計) EU(20種合計): 100 ng/L 100 英国(48種合計・指針) 英国(48種合計・指針): 100 ng/L 100 WHO 案(PFOS・PFOA 各) WHO 案(PFOS・PFOA 各): 100 ng/L 100 豪州(PFOA) 豪州(PFOA): 200 ng/L 200 EU(PFAS 総量) EU(PFAS 総量): 500 ng/L 500
各国の飲料水の基準・指針(ng/L、対数目盛)。くわしくは 基準の解説。

よくある疑問の解説

公的機関の資料と論文からわかることだけを整理

基準「50 ng/L」はどう決まった?日本の水道の基準「PFOS と PFOA の合算で 50 ng/L」の計算式と、2020年の暫定目標値から2026年4月の水質基準までの経緯、米国・EU・北欧・カナダ・豪州・WHO の値を、対象物質の数と拘束力までそろえて並べます。自分の地域の水道水の PFAS はどう調べる?国の全国調査の表は「事業者ごとの年度の最大値(PFOS+PFOA の合算)」です。検査地点・nd・「年度内実施」・全量受水の読み方、市の水道局の独自公表の探し方、2026年4月からの検査、そして自分の地域の値が耐容一日摂取量の何%に当たるかの計算の考え方をまとめます。沸騰させれば PFAS は減る?米ニュージャージー州は「沸騰では取れない」と説明しています。研究でも、沸騰で PFOS・PFOA が減ったのは1割強で、大きく減ったのは揮発しやすい一部の PFAS と活性炭ろ過でした。日本の公的機関が沸騰の効果を明示した資料は見つかりませんでした。分かっていることと、分かっていないことを分けて並べます。ミネラルウォーター・ボトル水の PFAS は?2025年6月30日から、ミネラルウォーター類にも水道と同じ「PFOS と PFOA の和で 50 ng/L」の規格ができました。国の実態調査(延べ258試料)で 50 を超えたのは1試料です。規格のしくみと、海外の研究で分かった「採水地と処理で値が違う」ことを並べます。シャワー・お風呂で PFAS は体に入る?環境省と米国の公的機関は、お風呂やシャワーで皮膚から入る PFAS は「重要な経路ではない」としています。皮膚モデルの実験で短い PFAS が通りやすかった研究もありますが、入浴とは条件がかなり違います。PFAS は体にどんな影響がある?IARC は PFOA を「ヒトに対して発がん性がある」に分類し、食品安全委員会は「ヒトでの発がん性を明確に判断できるまでの確からしさはない」としました。同じ物質で評価が割れる理由と、日本人の血中濃度の推移、血液検査で分かること・分からないことを、公的資料と論文で並べます。高い値が出た地域で何があった?令和2年度から令和7年8月末までに、水道事業で暫定目標値の 50 ng/L を超えたのは19事業です。最大は岡山県吉備中央町の 1,400 ng/L。どこで何が分かり、どう対策したかを、国交省の対応事例集と自治体の公表で年表にします。川や地下水で高い値=水道水も高い?川や地下水の PFOS・PFOA の「指針値」と、水道の「水質基準」は、どちらも 50 ng/L ですが別のものです。2024年度は26都府県629地点で指針値を超えましたが、その多くは飲み水ではありません。摂津市の例も含めて、環境の値と水道の値の読み分け方をまとめます。浄水器の PFAS 除去性能日本で買える浄水器34製品の PFOS・PFOA の表示と、浄水器協会の規格・米国 NSF の試験の違い
このページは、国・自治体などの公的機関が公表した測定値と、基準・評価・論文に書かれている事実を並べたものです。水道水の良し悪しや健康への影響を判定するものではありません。最新の値と対応は、お住まいの地域の水道事業者に確かめてください。