水道水の PFAS データベース関東確認日 2026.10.04
神奈川県の水道水の PFAS
2020〜2025年度の最大63 ng/L座間市上下水道局(2020年度)
2025年度(8月まで)の最大18 ng/L
50 ng/L を超えた年度があった事業者1座間市上下水道局
値のある事業者34 / 34
神奈川県の水道で、2020〜2025年度(2025年度は8月末まで)の PFOS と PFOA の合算の最大は、座間市上下水道局の 63 ng/L(2020年度)です。県内で暫定目標値(50 ng/L)を超えたのは座間市だけで、2024年度は 21、2025年度は 18 でした。
事業者ごとの値(PFOS+PFOA の合算、ng/L)
| 事業者 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度* | 測った場所 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 横浜市水道局上水道・横浜市一部を受水:神奈川県内広域水道企業団 | nd | nd | nd | nd | nd | nd | 浄水場出口水・原水 |
| 横須賀市上下水道局上水道・横須賀市一部を受水:神奈川県内広域水道企業団 | nd | nd | nd | nd | nd | nd | 給水栓水・浄水場出口水・原水 |
| 川崎市上下水道局上水道・川崎市一部を受水:神奈川県内広域水道企業団 | nd | nd | nd | nd | nd | nd | 浄水場出口水・原水 |
| 松田町水道事業上水道・松田町 | — | — | — | — | nd | — | 原水のみ |
| 真鶴町水道事業上水道・真鶴町 | — | — | — | — | 5 | 5 | 原水のみ |
| 小田原市水道事業上水道・小田原市 | — | nd | nd | nd | nd | nd | 給水栓水・原水 |
| 神奈川県水道事業上水道一部を受水:神奈川県内広域水道企業団 | nd | nd | nd | nd | nd | nd | 給水栓水・浄水場出口水・原水 |
| 三浦市水道事業上水道・三浦市全量受水:受水先 横須賀市上下水道局 | — | — | — | nd | nd | nd | 給水栓水のみ |
| 湯河原町吉浜水道事業上水道・湯河原町 | — | — | — | — | nd | nd | 原水のみ |
| 湯河原町湯河原水道事業上水道・湯河原町 | — | — | — | — | nd | nd | 原水のみ |
| 座間市上下水道局上水道・座間市 | 63 | 38 | 41 | 34 | 21 | 18 | 給水栓水・浄水場出口水・原水 |
| 神奈川県箱根地区水道事業上水道・箱根町 | nd | nd | nd | nd | nd | nd | 給水栓水・浄水場出口水・原水 |
| 南足柄市水道事業上水道・南足柄市 | — | — | — | nd | 6 | nd | 給水栓水・原水 |
| 山北町水道事業上水道・山北町 | — | — | — | — | nd | nd | 給水栓水・原水 |
| 愛川町水道事業上水道・愛川町 | — | 7 | 7 | nd | nd | nd | 原水のみ |
| 秦野市水道事業上水道・秦野市 | 7 | nd | 20 | 13 | 20 | 12 | 給水栓水・原水 |
| 中井町水道事業上水道・中井町 | — | — | nd | — | nd | — | 給水栓水のみ |
| 開成町水道事業上水道・開成町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 大井町水道事業上水道・大井町 | — | — | — | — | nd | nd | 原水のみ |
| 箱根町水道事業上水道・箱根町 | — | 1 | nd | nd | nd | — | 給水栓水のみ |
| 神奈川県内広域水道企業団用水供給受水する市町村など:神奈川県(県営水道)、横浜市、川崎市、横須賀市 | nd | nd | nd | nd | nd | nd | 浄水場出口水・原水 |
| 相模原市青根簡易水道事業簡易水道・相模原市 | — | — | — | nd | nd | — | 給水栓水のみ |
| 相模原市牧野中央簡易水道事業簡易水道・相模原市 | — | — | — | nd | nd | — | 給水栓水のみ |
| 相模原市葛原簡易水道事業簡易水道・相模原市 | — | — | — | nd | nd | — | 給水栓水のみ |
| 松田町寄簡易水道事業簡易水道・松田町 | — | — | — | — | nd | — | 原水のみ |
| 山北町谷ケ簡易水道事業簡易水道・山北町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 山北町透間簡易水道事業簡易水道・山北町全量受水:受水先 小山町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 山北町箒沢簡易水道事業簡易水道・山北町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 山北町川西簡易水道事業簡易水道・山北町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 山北町三保簡易水道事業簡易水道・山北町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 山北町共和簡易水道事業簡易水道・山北町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 山北町清水東部簡易水道事業簡易水道・山北町 | — | — | — | — | — | nd | — |
| 宮下簡易水道組合(湯河原町内)簡易水道・湯河原町 | — | — | — | nd | — | — | 給水栓水のみ |
| 清川村簡易水道事業簡易水道・清川村 | — | — | — | — | nd | — | — |
国(国交省・環境省)が公表した、各事業者の年度ごとの最大値です。1つの事業者に複数の水源・浄水場があると、給水区域の中でも系統によって値は違います。測った場所は原則として給水栓(蛇口)ですが、原水(浄水場で処理する前の水)だけを測った事業者もあり、原水の値は水道水の基準の対象ではありません。nd は検出・定量できる下限より低いこと。—は値の報告がないこと。*2025年度は2025年8月末まで。
50超 50 ng/L を超えた年度(測った場所に原水を含む事業者では、原水の値のこともあります) 原水 50 ng/L を超えたが、原水だけで測った事業者
知っておきたいこと
- 座間市の年度最大値は 63・38・41・34・21・18(2020〜2025年度)です。給水栓・浄水場出口・原水で測っていて、2020年度の 63 がどの地点の値かは表に書かれていません。
- 国土交通省の事例集によると、座間市は 2021年10月に第3水源の原水(浄水場で処理する前の水)で 100 ng/L を確認し、11月に取水を一時停止して、神奈川県営水道からの受水を増やしました。他の水源の割合を上げて、配水場出口と給水栓で暫定目標値を下回るよう管理しています。座間市の浄水処理は塩素消毒だけで、処理方法の改善を検討中とされています。
- 国の表の座間市の 2021年度の値は 38 で、原水の 100 は入っていません。国の表は給水栓(蛇口)の値が原則で、原水の値は水道の基準の対象外です。→ 国の表の読み方
- 横浜市水道局・川崎市上下水道局・横須賀市上下水道局・神奈川県水道事業(県営水道)・神奈川県内広域水道企業団(用水供給)は、6年分すべて nd(定量下限未満など)でした。横浜市・川崎市は浄水場出口と原水で測っています。
- 座間市のほかに値が出ているのは、秦野市の nd〜20(2022・2024年度が 20)、愛川町の nd〜7(原水だけ)、南足柄市の 6(2024年度)、真鶴町の 5(原水だけ)などです。
- 市の名前の事業者が表に無い市は、県営水道など別の事業者から給水されています。自分の市の水道の案内で、どの事業者の水かを確かめてください。→ 自分の地域の水道水の PFAS はどう調べる?
- 専用水道(社宅・病院などの自家用の水道)は 481 の設置者のうち 280 で検査され、5 件で超過が確認されています(国設は 0、2025年8月末まで)。
年表
| 2020年度 | 国の表で、座間市の年度最大値は 63 ng/L。 |
| 2021年10月 | 座間市の第3水源の原水で 100 ng/L を確認。ほかの水源では超過なし。 |
| 2021年11月 | 第3水源の取水を一時停止し、神奈川県営水道からの受水を増量。 |
| 2022年度〜 | 原水・配水場出口・給水栓の検査を強化(第3水源は月1回、ほかは3か月に1回)。国の表の値は 41・34・21。 |
| 2025年度 | 国の表で座間市の年度最大値は 18(8月末まで)。 |
| 2026年4月 | PFOS と PFOA の合算 50 ng/L が水質基準に。水道事業者は原則おおむね3か月に1回以上の検査が必要に。 |
自分の量に置きかえる
- 水からとる量
- — ng/kg/日
- 日本の耐容一日摂取量(PFOS・PFOA 各 20 ng/kg 体重/日)に対して
- —
- EFSA の耐容週間摂取量(4物質合計 4.4 ng/kg 体重/週=1日あたり約 0.63)に対して
- —
- 食品37品目からとる量(農水省の調査の推計 PFOS 0.13+PFOA 0.09=0.22 ng/kg 体重/日。37品目は食べる量で全体の約5割)との比
- —
合算の値をそのまま1つの物質として計算しています(実際は PFOS と PFOA に分かれるので、日本の TDI に対する割合はこれより小さくなります)。EFSA の値は PFOA・PFNA・PFHxS・PFOS の4物質の合計に対するもので、水道の値には PFNA・PFHxS は入っていません。物差しによって同じ量の読み方が変わることを示すための計算で、健康への影響を判定するものではありません。
関連する解説
出典
- 国土交通省「水道事業者等によるこれまでの PFOS 及び PFOA 対応事例について」(2024年11月29日)
- 環境省・国土交通省「水道における PFOS 及び PFOA に関するフォローアップ調査の結果について」(2025年12月25日)
- 同 調査結果一覧(更新)Excel(令和2〜7年度の年度最大値)
- 環境省・国土交通省 調査結果一覧 Excel(2024年11月29日公表。検査地点の列)
- 同 フォローアップ調査 別添(専用水道の都道府県別の状況)
- 環境省 水質基準に関する省令の一部改正等の施行について(環水大管発第2506301号、2025年6月30日)
最終確認日 2026.10.04(公的機関の資料・論文の原典で確認し、Gemini Notebook に集めて照合)。事業者ごとの値は国の表のとおりで、ウラヨミが並べ替え・集計しました。
このページは、国・自治体などの公的機関が公表した測定値と、基準・評価・論文に書かれている事実を並べたものです。水道水の良し悪しや健康への影響を判定するものではありません。最新の値と対応は、お住まいの地域の水道事業者に確かめてください。