English
水道水の PFAS データベース関東確認日 2026.10.04

東京都の水道水の PFAS

2020〜2025年度の最大64 ng/L東京都水道局(2020年度)
2025年度(8月まで)の最大12 ng/L
50 ng/L を超えた年度があった事業者1東京都水道局
値のある事業者14 / 14

東京都の水道で、2020〜2025年度(2025年度は8月末まで)の PFOS と PFOA の合算の最大は、東京都水道局の 64 ng/L(2020年度)です。都の資料では、2020年7月に小平市の小川浄水所の系統の給水栓(蛇口)で 64 が出ており、国の表の値と一致します。都は濃度の高い井戸を止めました。2024年度の都内の最大は武蔵野市水道事業の 18、2025年度は同じく 12 でした。

事業者ごとの値(PFOS+PFOA の合算、ng/L)

事業者2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度*測った場所
東京都水道局上水道・千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・豊島区・北区・荒川区・板橋区・練馬区・足立区・葛飾区・江戸川区・八王子・立川・三鷹・青梅・府中・調布・町田・小金井・小平・日野・東村山・国分寺・国立・福生・狛江・東大和・清瀬・東久留米・武蔵村山・多摩・稲城・あきる野・西東京・瑞穂・日の出・奥多摩643920141411給水栓水・浄水場出口水・原水
武蔵野市水道事業上水道・武蔵野市151822171812給水栓水のみ
昭島市水道事業上水道・昭島市77.577.68.5—給水栓水・原水
羽村市水道事業上水道・羽村市2.011.921.342.042.22.3原水のみ
大島町水道事業上水道・大島町ndndndndndnd給水栓水・原水
八丈町水道事業上水道・八丈町925nd5nd給水栓水・原水
檜原村簡易水道事業簡易水道・檜原村ndndndndndnd給水栓水・原水
利島村簡易水道事業簡易水道・利島村22ndndnd—給水栓水・原水
新島村簡易水道事業簡易水道・新島村19nd11nd—給水栓水・原水
神津島村簡易水道事業簡易水道・神津島村3nd1ndndnd給水栓水・原水
三宅村簡易水道事業簡易水道・三宅村1ndndndnd—給水栓水・原水
御蔵島村簡易水道事業簡易水道・御蔵島村ndndndndndnd給水栓水・原水
小笠原村簡易水道事業簡易水道・小笠原村1ndndndndnd給水栓水・原水
青ヶ島村簡易水道事業簡易水道・青ヶ島村2ndndndndnd給水栓水・原水

国(国交省・環境省)が公表した、各事業者の年度ごとの最大値です。1つの事業者に複数の水源・浄水場があると、給水区域の中でも系統によって値は違います。測った場所は原則として給水栓(蛇口)ですが、原水(浄水場で処理する前の水)だけを測った事業者もあり、原水の値は水道水の基準の対象ではありません。nd は検出・定量できる下限より低いこと。—は値の報告がないこと。*2025年度は2025年8月末まで。

50超 50 ng/L を超えた年度(測った場所に原水を含む事業者では、原水の値のこともあります) 原水 50 ng/L を超えたが、原水だけで測った事業者

自治体・事業体が独自に公表している値

公表した機関地点期間値(ng/L)測った水
東京都水道局多摩地区の給水栓 84 地点2025年度(四半期ごと)<5〜14給水栓。81 地点は全四半期 5 未満。最大は瑞穂町 箱根ヶ崎(11・11・14・5)、日野市 多摩平四丁目(9・9・10・7)、立川市 富士見町三丁目(7、7〜9月)。PFHxS は全地点 5 未満
東京都水道局区部の給水栓 47 地点2025年4〜6月<5〜8給水栓。8 は世田谷区 野沢一丁目(朝霞・砧下系)だけ
東京都水道局砧下浄水所2025年4〜6月27浄水。原水は 35
東京都水道局砧浄水場2025年4〜6月18浄水。原水は 25
東京都水道局立川栄町浄水所(地下水、立川市)2025年度(7月以降の四半期)19〜24浄水。原水は 25〜26。4〜6月は停止中。系統の給水栓(No.59)は全四半期 5 未満
東京都水道局小川浄水所(地下水、小平市)の系統の給水栓2020年7月64給水栓。対応前。原水 280・浄水 68。濃度の高い井戸を止めた後は原水 100・浄水 18・給水栓 9
東京都水道局府中武蔵台浄水所(地下水、府中市)の系統の給水栓2020年12月41給水栓。原水 420・浄水 40。2021年1月から浄水所を停止

知っておきたいこと

  • 東京都水道局の年度最大値は 64・39・20・14・14・11(2020〜2025年度)です。都水道局は浄水場が多く、国の表はその中でいちばん高かった値を1つだけ載せています。自分の家の蛇口の値とは限りません。→ 国の表の読み方
  • 都水道局は、都内 131 か所(多摩 84・区部 47)の給水栓と浄水施設の原水・浄水を四半期ごとに公表しています。2025年度は多摩の 84 地点のうち 81 地点が全四半期で 5 未満で、最大は瑞穂町 箱根ヶ崎の 14、次が日野市 多摩平四丁目の 10 でした。区部の 47 地点は 4〜6月に 46 地点が 5 未満で、世田谷区 野沢一丁目だけが 8 でした。
  • 浄水場ごとに見ると、2025年4〜6月は砧下浄水所の浄水が 27(原水 35)、砧浄水場の浄水が 18(原水 25)でした。国の表の 2025年度の値(11)より高い数字ですが、国の表がどの地点の値をまとめたかは表に書かれていません。
  • 武蔵野市・昭島市・羽村市は、都水道局とは別の市の水道です。武蔵野市は 12〜22(給水栓)、昭島市は 7〜8.5、羽村市は 1.34〜2.3(原水だけ)でした。島しょ部の町村の水道は nd〜11 です。
  • 多摩の資料では、多くの浄水施設が「停止中」と表示され、停止中の系統には主に東村山浄水場・小作浄水場の水を送っています。停止の理由がすべて PFAS とは限りません。
  • 専用水道(社宅・病院・基地などの自家用の水道)では、都内 22 の設置者で超過が確認されています(2020年度〜2025年8月末、国設 4)。国設は府中刑務所 204 ng/L(上水道に切替え)、陸上自衛隊小平駐屯地 200(上水道に切替え)、陸上自衛隊東立川駐屯地 原水 343(超えていない井戸に切替え)、航空自衛隊府中基地 原水 245(応急的に浄水器、今後上水道に切替え予定)です。原水の値は水質基準の対象外です。
  • 研究では、多摩地区の女性 17 人(53〜83歳)の 2023年の血中濃度の中央値が PFOS 8.4・PFHxS 14.7・PFOA 4.1 ng/mL で、全国調査の平均(PFOS 2.5・PFOA 1.5・PFHxS 0.4)より高い値でした。人数の少ない調査で、健康への影響を示したものではありません。→ PFAS は体にどんな影響がある?

年表

2020年7月小川浄水所(小平市、地下水)の系統の給水栓で 64 ng/L(原水 280・浄水 68)。暫定目標値を上回ったため濃度の高い井戸を止め、給水栓は 9 に下がりました。
2020年12月府中武蔵台浄水所(府中市)で原水 420・浄水 40・給水栓 41。超えるおそれがあるとして濃度の高い井戸を止め、2021年1月から浄水所を停止。
2021〜2024年度国の表の東京都水道局の年度最大値は 39・20・14・14 ng/L。
2024年12月国の最終とりまとめで、都内の国設専用水道(府中刑務所・小平駐屯地・東立川駐屯地・府中基地)の超過が公表される。
2025年度多摩の給水栓 84 地点のうち 81 地点が全四半期で 5 未満。国の表の年度最大値(8月末まで)は 11。
2026年4月PFOS と PFOA の合算 50 ng/L が水質基準に。水道事業者は原則おおむね3か月に1回以上の検査が必要に。

自分の量に置きかえる

水からとる量
— ng/kg/日
日本の耐容一日摂取量(PFOS・PFOA 各 20 ng/kg 体重/日)に対して
—
EFSA の耐容週間摂取量(4物質合計 4.4 ng/kg 体重/週=1日あたり約 0.63)に対して
—
食品37品目からとる量(農水省の調査の推計 PFOS 0.13+PFOA 0.09=0.22 ng/kg 体重/日。37品目は食べる量で全体の約5割)との比
—

合算の値をそのまま1つの物質として計算しています(実際は PFOS と PFOA に分かれるので、日本の TDI に対する割合はこれより小さくなります)。EFSA の値は PFOA・PFNA・PFHxS・PFOS の4物質の合計に対するもので、水道の値には PFNA・PFHxS は入っていません。物差しによって同じ量の読み方が変わることを示すための計算で、健康への影響を判定するものではありません。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.04(公的機関の資料・論文の原典で確認し、Gemini Notebook に集めて照合)。事業者ごとの値は国の表のとおりで、ウラヨミが並べ替え・集計しました。

このページは、国・自治体などの公的機関が公表した測定値と、基準・評価・論文に書かれている事実を並べたものです。水道水の良し悪しや健康への影響を判定するものではありません。最新の値と対応は、お住まいの地域の水道事業者に確かめてください。

ほかの都道府県

← 水道水の PFAS データベースへ