農薬データベース除草剤確認日 2026.10.01

2,4-D

2,4-D

ホルモン型(2,4-D・MCPA など)日本で登録ありWHO IIEUで承認IARC 2B

植物の成長ホルモン(オーキシン)に似たはたらきで、広葉の雑草を異常に成長させて枯らす。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 1951年3月16日)。この成分を含む製剤は 9 種類。
主な適用作物
樹木等、水田作物、水田作物、畑作物、芝、水稲、さとうきび など(適用表に出てくる作物名 9 種類)
毒性の区分
成分そのもの:2,4-PAイソプロピルアミン塩:普 / 2,4-PAジメチルアミン:普
製剤(薄めて売られる商品)9種類の区分:普通物 9
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.0099 mg
ARfD(急性参照用量)
体重1kgあたり 0.15 mg
評価
食品安全委員会 2017年5月16日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産0 / 1430.0%0件
輸入74 / 4,1011.8%15件

輸入で見つかった食品:おうとう(チェリーを含む)、くるみ、ごまの種子、その他のかんきつ類果実、その他の果実、アーモンド、オレンジ(ネーブルオレンジを含む)、カカオ豆、グレープフルーツ、コーヒー豆、レモン、小豆類 など(最大 0.53ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
II(中程度に危険)・LD50 375 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認(承認の期限 2030年12月)
EU の ADI:0.02 mg/kg bw/day、ARfD:0.3 mg/kg bw
IARC(発がん性)
グループ 2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)
2,4-D (2,4-dichlorophenoxyacetic acid) (See also Chlorophenoxy herbicides): Vol.113(評価2015) / Chlorophenoxy herbicides: Vol.41,Sup 7(評価1987)
IARC の分類は「発がん性があるか」の根拠の強さで、食品からとる量でのリスクの大きさではない。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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