農薬データベース殺菌剤確認日 2026.10.01

フルジオキソニル

Fludioxonil

ジカルボキシイミド系など日本で登録ありWHO UEUで承認

灰色かび病などに使われる系統(プロシミドン・イプロジオン・フルジオキソニルなど)。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 1996年10月29日)。この成分を含む製剤は 15 種類。
主な適用作物
稲、トマト、キャベツ、ばれいしょ、たまねぎ、ほうれんそう など(適用表に出てくる作物名 51 種類)
毒性の区分
成分そのもの:普通物
製剤(薄めて売られる商品)15種類の区分:普通物 15
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.33 mg
ARfD(急性参照用量)
体重1kgあたり 2.5 mg
評価
食品安全委員会 2022年5月31日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産44 / 3,2381.4%0件
輸入検出割合 2位194 / 1,43913.5%0件

国産で見つかった食品:いちご、きゆうり(ガーキンを含む)、その他のきく科野菜、なす、にら、にんじん、ねぎ(リーキを含む)、ぶどう、トマト、ピーマン、小豆類(最大 0.7ppm)

輸入で見つかった食品:いちご、おうとう(チェリーを含む)、ぶどう、オレンジ(ネーブルオレンジを含む)、グレープフルーツ、トマト、ピーマン、ブルーベリー、ライム、ラズベリー、レモン(最大 3.9ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
U(通常の使用で急性の危険は低い)・LD50 >5000 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認(承認の期限 2027年9月)
「代替候補物質」(より安全な代わりがあれば置き換えを検討する物質)に指定されている。
EU の ADI:0.37 mg/kg bw/day、ARfD:—
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

知っておきたいこと

  • 日本では、畑で使えば農薬、収穫後に使えば食品添加物(防かび剤)という2つの扱いがある。輸入の農産物から見つかる割合が高い(厚労省 令和6年度:1,439件中194件、13.5%)。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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