農薬データベース殺菌剤確認日 2026.10.01

ピラクロストロビン

Pyraclostrobin

ストロビルリン系(QoI)日本で登録あり成分は劇物EUで承認

かびの呼吸(ミトコンドリアの電子伝達)を止める。きのこの成分をもとに作られた。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 2006年9月25日)。この成分を含む製剤は 8 種類。
主な適用作物
西洋芝、りんご、かぼちゃ、はくさい、きく、日本芝 など(適用表に出てくる作物名 42 種類)
毒性の区分
成分そのもの:劇物(6.8%普)
製剤(薄めて売られる商品)8種類の区分:劇物 4・普通物 4
毒物及び劇物取締法による区分。「劇(2%普)」は、成分が2%以下の製剤なら普通物という意味。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.034 mg
ARfD(急性参照用量)
体重1kgあたり 0.05 mg
評価
食品安全委員会 2026年1月22日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産30 / 2,7001.1%0件
輸入検出割合 6位321 / 4,3337.4%3件

国産で見つかった食品:いちご、かき、その他のなす科野菜、なす、はくさい、ぶどう、りんご、アスパラガス、キャベツ、トマト、ブロッコリー、レタス(サラダ菜及びちしやを含む) など(最大 0.25ppm)

輸入で見つかった食品:いちご、おうとう(チェリーを含む)、その他のなす科野菜、その他のゆり科野菜、その他のハーブ、にんじん、ねぎ(リーキを含む)、ぶどう、オレンジ(ネーブルオレンジを含む)、グレープフルーツ、トマト、バナナ など(最大 4.5ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
WHO 2019 の表に載っていない
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認(承認の期限 2041年9月)
EU の ADI:0.03 mg/kg bw/day、ARfD:0.03 mg/kg bw
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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