マイクロプラスチック データベース台所の道具・容器確認日 2026.10.01
まな板のマイクロプラスチック
まな板で野菜を切ると、包丁で削れた粒子が出ます。米国の2023年の研究では、ポリプロピレン製はポリエチレン製より多く出ました。対照に使った木のまな板は、さらに多くの微粒子(木の粒)を出したと発表されています。
研究で見つかった量
| 研究 | 調べたもの | 数えた範囲・測り方 | 結果 |
|---|---|---|---|
| Yadav ら(2023年) | ポリエチレン・ポリプロピレンのまな板 | —(要旨で確認) | ポリプロピレンはポリエチレンより、重さで5〜60%・数で14〜71%多い。年間の推計はポリエチレン7.4〜50.7g、ポリプロピレン49.5g(仮定にもとづく)。ポリエチレンの粒では細胞毒性なし |
| 同(米国化学会の発表) | 木のまな板(対照) | — | プラスチックの4〜22倍の微粒子(木の粒) |
| Gan ら(2025年) | マウス | 動物実験 | ポリプロピレンのまな板で切った餌を12週食べたマウスは、柳の木のまな板の群より炎症の指標が上がった |
数えた粒の大きさの下限や、個数か重さかで結果は桁が変わります。研究どうしの数字はそのまま比べられません(→ 測り方で数字が変わる)。
知っておきたいこと
- 年間の推計は、包丁の使い方などを仮定した計算です。
- マウスの結果は動物実験で、人で確かめられたものではありません。
日本のデータ
日本のまな板を測った研究は見つかりませんでした。
見つかったプラスチックの種類
関連する解説
出典
- Yadav H ほか. Environ Sci Technol 2023;57:8225(PMID 37220346)
- 米国化学会(ACS)2023年6月の発表
- Gan ほか. Environ Health Perspect 2025;133:47004(PMID 40042913)
最終確認日 2026.10.01(Gemini Notebook に論文・公的資料を集めて照合)。「要旨で確認」は論文の要旨に書かれていることだけを載せています。
WHO・FAO・EFSA などの公的機関は、今のところ特定の食品を控えるような個人向けの食事制限は勧めていません。このページは研究と公的機関の資料に書かれている事実を並べたもので、食品の良し悪しを判定するものではありません。