農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01

シハロトリン(ラムダ-シハロトリン)

Lambda-cyhalothrin / Cyhalothrin

ピレスロイド系日本で登録あり成分は劇物WHO IIEUで承認

除虫菊の成分(ピレトリン)をもとに作られた。神経のナトリウムチャネルにはたらく。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 1988年3月24日)。この成分を含む製剤は 3 種類。
主な適用作物
キャベツ、はくさい、だいこん、きゅうり、なす、ばれいしょ など(適用表に出てくる作物名 22 種類)
毒性の区分
成分そのもの:劇物
製剤(薄めて売られる商品)3種類の区分:劇物 3
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
食品安全委員会の評価書は見当たらない

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産6 / 3,9720.1%0件
輸入77 / 4,9041.6%0件

国産で見つかった食品:その他の野菜、にんじん、りんご、西洋なし(最大 0.03ppm)

輸入で見つかった食品:えだまめ、おうとう(チェリーを含む)、ごまの種子、しいたけ、その他のかんきつ類果実、その他のせり科野菜、その他のなす科野菜、その他のゆり科野菜、その他のベリー類果実、その他の野菜、ねぎ(リーキを含む)、アボカド など(最大 0.4ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
II(中程度に危険)・LD50 c56 mg/kg
Lambda-cyhalothrin=c56 / Cyhalothrin=c144
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認
EU では、ラムダ-シハロトリンが承認、シハロトリン(異性体の混合物)とガンマ-シハロトリンは非承認。
「代替候補物質」(より安全な代わりがあれば置き換えを検討する物質)に指定されている。
EU の ADI:lambda-Cyhalothrin=0.0025 mg/kg bw/day / Cyhalothrin=0.005 mg/kg bw/day / Gamma-cyhalothrin=0.0012 mg/kg bw/day、ARfD:lambda-Cyhalothrin=0.005 mg/kg bw / Gamma-cyhalothrin=0.0025 mg/kg bw
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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