農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01

シペルメトリン

Cypermethrin

ピレスロイド系日本で登録あり成分は劇物WHO IIEUで承認

除虫菊の成分(ピレトリン)をもとに作られた。神経のナトリウムチャネルにはたらく。

日本では

登録
農薬として登録されている(初めての登録 1986年10月28日)。この成分を含む製剤は 8 種類。
主な適用作物
たまねぎ、かんきつ、レタス、非結球レタス、ピーマン、きゅうり など(適用表に出てくる作物名 87 種類)
毒性の区分
成分そのもの:劇物
製剤(薄めて売られる商品)8種類の区分:劇物 8
毒物及び劇物取締法による区分。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.022 mg
ARfD(急性参照用量)
体重1kgあたり 0.04 mg
評価
食品安全委員会 2018年3月27日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産検出割合 11位100 / 3,5372.8%0件
輸入125 / 4,5732.7%0件

国産で見つかった食品:えだまめ、かき、かぼちや(スカッシュを含む)、こまつな、にら、ぶどう、ほうれんそう、もも、りんご、チンゲンサイ、トマト、メロン類果実 など(最大 0.47ppm)

輸入で見つかった食品:おうとう(チェリーを含む)、その他のかんきつ類果実、その他のなす科野菜、その他のハーブ、その他の野菜、とうもろこし、にら、ねぎ(リーキを含む)、アスパラガス、オクラ、オレンジ(ネーブルオレンジを含む)、グレープフルーツ など(最大 0.7ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
II(中程度に危険)・LD50 c250 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで承認(承認の期限 2029年1月)
「代替候補物質」(より安全な代わりがあれば置き換えを検討する物質)に指定されている。
EU の ADI:0.005 mg/kg bw/day、ARfD:0.005 mg/kg bw
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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