農薬データベース収穫後の防かび剤(ポストハーベスト)確認日 2026.10.01
プロクロラズ
Prochloraz
イマザリル・チアベンダゾール(TBZ)・オルトフェニルフェノール(OPP)など。売り場での表示が必要。
日本では
- 登録
- 農薬として登録されている(初めての登録 1990年3月31日)。この成分を含む製剤は 5 種類。
- 主な適用作物
- 稲、小麦、らっきょう、チューリップ、アイリス など(適用表に出てくる作物名 5 種類)
- 毒性の区分
- 成分そのもの:普通物製剤(薄めて売られる商品)5種類の区分:普通物 5毒物及び劇物取締法による区分。
- ADI(一日摂取許容量)
- 体重1kgあたり1日 0.04 mg
- ARfD(急性参照用量)
- 体重1kgあたり 1.6 mg
- 評価
- 食品安全委員会 2020年9月1日
ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。
国の残留農薬検査で(令和6年度)
| 農産物 | 検出/検査 | 検出割合 | 基準値超過 |
|---|---|---|---|
| 国産 | 0 / 197 | 0.0% | 0件 |
| 輸入 | 4 / 132 | 3.0% | 0件 |
輸入で見つかった食品:バナナ、パイナップル(最大 0.36ppm)
検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。
海外の評価では
- WHO の急性毒性の区分
- II(中程度に危険)・LD50 1600 mg/kg薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
- EU
- EUで非承認(2021年12月に承認が終了)「代替候補物質」(より安全な代わりがあれば置き換えを検討する物質)に指定されている。EU の ADI:0.01 mg/kg bw/day、ARfD:0.025 mg/kg bw
- IARC(発がん性)
- IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)
関連する解説
出典
- FAMIC(農林水産消費安全技術センター)農薬登録情報(2026年9月30日現在)
- 食品安全委員会 プロクロラズの評価書(2020年9月1日)
- 厚生労働省『令和6年度 食品中の残留農薬等検査結果』
- WHO Recommended Classification of Pesticides by Hazard 2019
- EU Pesticides Database(Prochloraz)
最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。
日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。