農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01

ジクロルボス(DDVP)

Dichlorvos / 別名:DDVP

有機リン系日本では2012年に失効WHO IbEUで非承認IARC 2B

神経の信号を止める酵素(アセチルコリンエステラーゼ)のはたらきを妨げる。古くから使われている。

日本では

登録
農薬の登録は 2012年4月27日 に失効している(初めての登録 1957年4月24日)。いまは日本で農薬として使えない。
ADI(一日摂取許容量)
食品安全委員会の評価書は見当たらない

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産0 / 7840.0%0件
輸入2 / 3030.7%0件

輸入で見つかった食品:ピーマン、大麦(最大 0.1ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
Ib(非常に危険)・LD50 57-108 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで非承認
EU の ADI:0.00008 mg/kg bw/day、ARfD:0.002 mg/kg bw
IARC(発がん性)
グループ 2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)
Dichlorvos: Vol.Sup 7,53(評価1990)
IARC の分類は「発がん性があるか」の根拠の強さで、食品からとる量でのリスクの大きさではない。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

同じ「有機リン系」の農薬

← 農薬データベースの一覧へ