農薬データベース殺虫剤確認日 2026.10.01

クロルピリホス

Chlorpyrifos

有機リン系日本では2025年に失効WHO IIEUで非承認

神経の信号を止める酵素(アセチルコリンエステラーゼ)のはたらきを妨げる。古くから使われている。

日本では

登録
農薬の登録は 2025年2月4日 に失効している(初めての登録 1971年5月4日)。いまは日本で農薬として使えない。
ADI(一日摂取許容量)
体重1kgあたり1日 0.001 mg
ARfD(急性参照用量)
体重1kgあたり 0.1 mg
評価
食品安全委員会 2018年7月24日

ADI:一生、毎日食べ続けても健康への影響がないとされる量。ARfD:一度に(24時間以内に)食べても健康への影響がないとされる量。どちらも食品安全委員会が動物試験などから決める。

国の残留農薬検査で(令和6年度)

農産物検出/検査検出割合基準値超過
国産7 / 5,2250.1%0件
輸入118 / 6,0831.9%3件

国産で見つかった食品:だいこん類(ラディッシュを含む)の根、みかん、もも、レモン(最大 0.12ppm)

輸入で見つかった食品:いちご、ごまの種子、さといも類(やつがしらを含む)、その他の穀類、その他の豆類、その他の野菜、とうもろこし、ぶどう、オレンジ(ネーブルオレンジを含む)、コーヒー豆、バナナ、レモン など(最大 0.12ppm)

検査数は「農薬×検体」の延べ数。少しでも見つかれば「検出」に数える(基準値を超えたという意味ではない)。上位20に入らない農薬は、全体版の食品別の表を合算した値。

海外の評価では

WHO の急性毒性の区分
II(中程度に危険)・LD50 135 mg/kg
薄める前の成分を、主にラットに一度に飲ませたときの毒性(LD50=半数が死ぬ量。小さいほど急性毒性が強い)による区分。食品に残る量の安全性の評価ではない。
EU
EUで非承認(2020年1月に承認が終了)
IARC(発がん性)
IARC の分類リストに該当する項目なし(グループ3を含め、評価されていないか対象外)

知っておきたいこと

  • EU では、遺伝毒性と発達神経毒性の懸念を否定できないとして、承認が更新されなかった(2020年)。
  • 日本では2025年2月に登録が失効した。

関連する解説

出典

最終確認日 2026.10.01。登録や評価は変わることがあります。

日本で登録されている農薬は、国が使える作物・量・回数・収穫前の日数を決めて認めたものです。このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、良し悪しを判定するものではありません。

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