添加物データベース色をつける確認日 2026.09.27

野菜色素

添加物海外と表示ルールが違うこのサイトの7商品に使用
用途
色をつける(色は使った野菜の色素によって違う)
表示の例
野菜色素、着色料(野菜色素)
選ぶと、商品ページで原材料名と照合して印を付けます(ほかの項目も選ぶ)。

日本では

  • 「野菜色素」は、野菜から得る複数の着色料に共通の簡略名・類別名。消費者庁の「別添 添加物」の一覧では、既存添加物のビートレッド(アカビート色素)・ムラサキイモ色素・タマネギ色素・トマト色素や、一般飲食物添加物(ふだん食品として食べられているものを添加物として使うもの)のアカキャベツ色素・アカダイコン色素などの書き方に「野菜色素」が挙がっている。このため「野菜色素」とだけ書かれていると、どの野菜から取ったどの色素かは、ラベルからはわからない。
  • 色のもとになる成分は品目によって違う。ムラサキイモ色素はアントシアニン系の色素、ビートレッドはベタニン・イソベタニン、タマネギ色素はクエルセチン(フラボノイド)、トマト色素はリコピン(カロテノイド)が主な成分(既存添加物名簿収載品目リスト)。
  • 着色料は「着色料(○○)」と用途名を並べて書く決まりだが、「野菜色素」のように名前に「色」の字が入る場合は「着色料」を省ける(食品表示基準 第3条)。
  • これらの着色料(化学的合成品を除く)には共通の使用基準があり、こんぶ類・食肉・鮮魚介類(鯨肉を含む)・茶・のり類・豆類・野菜・わかめ類には使えない(食品、添加物等の規格基準)。
  • このサイトの岩下の紅生姜 千切り 70g・男梅シートでは「野菜色素」、ロッテ キシリトールタブレットでは「着色料(クチナシ、野菜色素)」、オレオ メガパック いちごクリームでは「着色料(野菜色素、カロチン)」と書かれている。オレオの「カロチン」(カロテン)は、β-カロテン(指定添加物)やニンジンカロテン(既存添加物)などに使える簡略名で、カロチノイド色素のなかま。

海外の厳しい基準では

区分:海外と表示ルールが違う

  • EU では、アントシアニン類(E163)、ビートレッド(E162)、リコピン(E160d)などを、別々の E 番号で区別している(EU 規則 1333/2008 附属書II)。
  • EU の表示は「Colour」の後に個別の名前か E 番号を書く決まりで(EU 規則 1169/2011 附属書VII Part C)、「野菜色素」のようにまとめた名前では書けない。

実際の摂取量調査と調理・下ごしらえでの変化

  • マーケットバスケット方式による一日摂取量調査(厚生労働省・消費者庁・国立医薬品食品衛生研究所 NIHS):スーパー等で売られている加工食品を買い集め、年齢層別の平均的な食事量にもとづいて、年度ごとに選んだ添加物を化学分析で実測する国の調査です。これまでに調べた保存料・甘味料・酸化防止剤・発色剤などの推定摂取量は ADI(一日摂取許容量)を下回り、多くは対 ADI 比 0.1〜数%程度でした(総リン酸塩など十数%の品目もあります。すべての添加物が対象ではありません)。
  • 家庭での下ごしらえ・調理による変化(『食品衛生学雑誌』等の報告):水溶性の添加物(ソルビン酸K、亜硝酸Na、リン酸塩など)は、ハム・ソーセージ・ベーコン・かまぼこ・中華麺などを薄切りや切れ目を入れてさっと湯通し(ボイル・ゆでこぼし)することで、お湯の中へ一部が溶け出して減ることが食品衛生学の実験で報告されています。また、輸入かんきつ類の防かび剤(OPP・TBZ・イマザリル)は主に果皮の表面にとどまるため、皮をむいて果肉を食べる場合は摂取量を大きく抑えられます。

このサイトで野菜色素を使っている商品

商品ラベルの書き方役割
江崎グリコ ジャイアントカプリコ<いちご>江崎グリコ野菜色素色(いちご色)
中田食品 梅ぼし田舎漬 400g中田食品野菜色素色
三立製菓 ホームサイズカンパン 475g三立製菓着色料(紅花黄、クチナシ、野菜色素、アナトー、カロテン)色
岩下の紅生姜 千切り 70g岩下食品野菜色素色(赤)
オレオ メガパック いちごクリーム(36枚)オレオ(モンデリーズ・ジャパン)着色料(野菜色素、カロチン)クリームの色
ロッテ キシリトールタブレットロッテ着色料(クチナシ、野菜色素)色
男梅シートノーベル製菓野菜色素色

よくある質問

野菜色素とは何ですか?どのような役割がありますか?
用途は「色をつける(色は使った野菜の色素によって違う)」(表示例:野菜色素、着色料(野菜色素))です。「野菜色素」は、野菜から得る複数の着色料に共通の簡略名・類別名。消費者庁の「別添 添加物」の一覧では、既存添加物のビートレッド(アカビート色素)・ムラサキイモ色素・タマネギ色素・トマト色素や、一般飲食物添加物(ふだん食品として食べられているものを添加物として使うもの)のアカキャベツ色素・アカダイコン色素などの書き方に「野菜色素」が挙がっている。このため「野菜色素」とだけ書かれていると、どの野菜から取ったどの色素かは、ラベルからはわからない。 色のもとになる成分は品目によって違う。ムラサキイモ色素はアントシアニン系の色素、ビートレッドはベタニン・イソベタニン、タマネギ色素はクエルセチン(フラボノイド)、トマト色素はリコピン(カロテノイド)が主な成分(既存添加物名簿収載品目リスト)。
野菜色素のEUなど海外の厳しい基準での扱いは?
区分は「海外と表示ルールが違う」です。EU では、アントシアニン類(E163)、ビートレッド(E162)、リコピン(E160d)などを、別々の E 番号で区別している(EU 規則 1333/2008 附属書II)。 EU の表示は「Colour」の後に個別の名前か E 番号を書く決まりで(EU 規則 1169/2011 附属書VII Part C)、「野菜色素」のようにまとめた名前では書けない。
日本人の野菜色素の実際の摂取量や、家庭の下ごしらえでの変化は?
厚生労働省・消費者庁・国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)のマーケットバスケット方式による一日摂取量調査は、市販の加工食品を買い集めて年度ごとに選んだ添加物を測る調査です。これまでに調べた品目の推定摂取量は ADI(一日摂取許容量)を下回り、多くは対 ADI 比で数%以下でした(総リン酸塩のように十数%のものもあります)。調査の対象になっていない添加物もあるため、品目ごとの値は各年度の報告書で確かめてください。また、水溶性の保存料・発色剤・リン酸塩などは薄切りや湯通し(ゆでこぼし)で一部がお湯に溶け出し、果皮表面の防かび剤は皮をむくと減らせることが報告されています。

出典

最終確認日 2026.09.27(Gemini Notebook に一次資料を集めて全項目を照合)。規制は変わることがあります。

区分は安全性の判定ではありません。日本で使われている添加物は、国が使える食品と量を決めて認めています。このページは、法令・公的機関の評価に書かれている事実を並べたものです。

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