マイクロプラスチック データベースプラスチックの種類確認日 2026.10.01
メラミン樹脂
Melamine resin / MF / 樹脂識別コード 7(その他)
食器・メラミンスポンジ。竹を混ぜた食器は EU で販売禁止の国も。
主な用途
- メラミン食器
- メラミンスポンジ
食品・水・人の体で見つかった例
- オランダ当局の調査(2019年)で、竹とメラミンのカップ46個のうち88%がホルムアルデヒドの移行の上限に適合、一部は大きく超えた(Bouma ら 2022年)
- メラミンスポンジをこすると、微小な繊維が1gあたり650万本出うる(Su ら 2024年)
原料・添加剤の評価
- メラミンは IARC グループ2B、ホルムアルデヒドはグループ1
IARC の分類は「発がん性があるか」の根拠の強さで、ふだんの量でのリスクの大きさではありません。
日本の規格(食品に触れる器具・容器包装)
- 告示370号(フェノール樹脂・メラミン樹脂・ユリア樹脂):ホルムアルデヒド陰性、フェノール5μg/mL 以下ほか
合成樹脂の一般規格(すべてに共通):材質中のカドミウム・鉛 各100μg/g 以下、溶出する重金属(鉛として)1μg/mL 以下など。食品に触れる合成樹脂には、2020年6月から使ってよい物質を決めた「ポジティブリスト制度」が適用されています(経過措置は2025年5月31日で終了)。→ 規制と制度
日本の生産量
| 品目 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| メラミン樹脂(全用途) | 65,112 t | 61,983 t | 61,749 t |
日本プラスチック工業連盟の集計(経済産業省 生産動態統計にもとづく)。国内で作られた量で、国内で使われた量ではありません。
出典
- Bouma K ほか. Chemosphere 2022;292:133439(PMID 34968515)
- Su Y ほか. Environ Sci Technol 2024;58(24):10764-10775(PMID 38843113)
- 消費者庁 器具・容器包装の規格基準(告示370号 第3)
- IARC List of Classifications
- 日本プラスチック工業連盟 統計
最終確認日 2026.10.01。
このページは、法令・公的機関の評価・論文に書かれている事実を並べたもので、特定の素材や製品の良し悪しを判定するものではありません。