マイクロプラスチック データベースプラスチックの種類確認日 2026.10.01
タイヤの摩耗粉じん(ゴム)
Tire wear particles
道路から出る。海に入るプラスチックの5〜10%という推計。
主な用途
- 自動車のタイヤ(合成ゴム SBR など)
食品・水・人の体で見つかった例
- 1人あたり年0.23〜4.7kg、世界平均0.81kg。海に入るプラスチックの5〜10%と推計(Kole ら 2017年。幅の大きい推計)
- 脳の研究で、合成ゴム(SBR)が2016年から2024年にかけて増えた(Nihart ら 2025年)
- 東京の道路の粉じんから、タイヤの添加剤由来の 6PPD-キノンを検出(Hiki・Yamamoto 2022年)
原料・添加剤の評価
- 1,3-ブタジエンは IARC グループ1、スチレンは2A、カーボンブラックは2B。タイヤの摩耗粒子そのものの分類はない
IARC の分類は「発がん性があるか」の根拠の強さで、ふだんの量でのリスクの大きさではありません。
日本の規格(食品に触れる器具・容器包装)
- 容器包装リサイクル法でいう「プラスチック」に、ゴムは入らない
合成樹脂の一般規格(すべてに共通):材質中のカドミウム・鉛 各100μg/g 以下、溶出する重金属(鉛として)1μg/mL 以下など。食品に触れる合成樹脂には、2020年6月から使ってよい物質を決めた「ポジティブリスト制度」が適用されています(経過措置は2025年5月31日で終了)。→ 規制と制度
出典
- Kole PJ ほか. Int J Environ Res Public Health 2017;14(10):1265(PMID 29053641)
- Hiki K, Yamamoto H. Environ Pollut 2022;302:119082(PMID 35245619)
- 消費者庁 器具・容器包装の規格基準(告示370号 第3)
- IARC List of Classifications
最終確認日 2026.10.01。
このページは、法令・公的機関の評価・論文に書かれている事実を並べたもので、特定の素材や製品の良し悪しを判定するものではありません。