添加物データベース甘みをつける確認日 2026.09.27

カンゾウ抽出物(甘草)

添加物海外と表示ルールが違うこのサイトの8商品に使用
用途
甘みをつける
表示の例
甘味料(甘草)、甘草、カンゾウ抽出物
選ぶと、商品ページで原材料名と照合して印を付けます(ほかの項目も選ぶ)。

日本では

  • マメ科の植物カンゾウの根から取る既存添加物。既存添加物名簿には「カンゾウ抽出物」(ウラルカンゾウ、チョウカカンゾウ又はヨウカンゾウの根又は根茎から得られた、グリチルリチン酸を主成分とするもの)として載っている。これを酵素で分解した「酵素分解カンゾウ」も別に載っている(令和7年8月25日現在)。
  • 甘味料は「甘味料(甘草)」のように用途名と物質名を並べて書く。
  • このサイトのくらこん 塩こんぶでは「甘味料(ソルビトール、甘草)」と書かれている。

海外の厳しい基準では

区分:海外と表示ルールが違う

  • EU では、グリチルリチン酸(またはそのアンモニウム塩)を、その物質そのものか甘草(Glycyrrhiza glabra)として加え、菓子で100mg/kg以上、飲料で10mg/L以上含む食品に「甘草を含む(contains liquorice)」と書く義務がある。菓子で4g/kg以上、飲料で50mg/L以上(アルコール1.2%超の飲料は300mg/L以上)なら「高血圧の人は食べすぎ・飲みすぎを避けること」という意味の文も加える(EU 規則 1169/2011 附属書III)。

実際の摂取量調査と調理・下ごしらえでの変化

  • マーケットバスケット方式による一日摂取量調査(厚生労働省・消費者庁・国立医薬品食品衛生研究所 NIHS):スーパー等で売られている加工食品を買い集め、年齢層別の平均的な食事量にもとづいて、年度ごとに選んだ添加物を化学分析で実測する国の調査です。これまでに調べた保存料・甘味料・酸化防止剤・発色剤などの推定摂取量は ADI(一日摂取許容量)を下回り、多くは対 ADI 比 0.1〜数%程度でした(総リン酸塩など十数%の品目もあります。すべての添加物が対象ではありません)。
  • 家庭での下ごしらえ・調理による変化(『食品衛生学雑誌』等の報告):水溶性の添加物(ソルビン酸K、亜硝酸Na、リン酸塩など)は、ハム・ソーセージ・ベーコン・かまぼこ・中華麺などを薄切りや切れ目を入れてさっと湯通し(ボイル・ゆでこぼし)することで、お湯の中へ一部が溶け出して減ることが食品衛生学の実験で報告されています。また、輸入かんきつ類の防かび剤(OPP・TBZ・イマザリル)は主に果皮の表面にとどまるため、皮をむいて果肉を食べる場合は摂取量を大きく抑えられます。

このサイトでカンゾウ抽出物(甘草)を使っている商品

商品ラベルの書き方役割
森下仁丹 鼻・のど甜茶飴 38g森下仁丹カンゾウエキス素材(カンゾウ)
大森屋 味付のり70枚卓上容器入り 12切70枚大森屋甘味料(甘草)甘み
サッポロ一番 カップスター 醤油サンヨー食品甘味料(カンゾウ)甘み
S&B 赤缶カレー粉 400g(業務用)エスビー食品甘草甘み・香り
ライオン オクト 薬用シャンプー 320mlオクト甘草抽出末植物エキス
日清焼そば(袋めん)日清食品甘味料(カンゾウ)甘み
ペヤング ソースやきそば超大盛まるか食品甘味料(カンゾウ)甘み
くらこん 塩こんぶ 130gくらこん甘味料(ソルビトール、甘草)甘み・しっとり感

関連する読みもの・データベース

よくある質問

カンゾウ抽出物(甘草)とは何ですか?どのような役割がありますか?
用途は「甘みをつける」(表示例:甘味料(甘草)、甘草、カンゾウ抽出物)です。マメ科の植物カンゾウの根から取る既存添加物。既存添加物名簿には「カンゾウ抽出物」(ウラルカンゾウ、チョウカカンゾウ又はヨウカンゾウの根又は根茎から得られた、グリチルリチン酸を主成分とするもの)として載っている。これを酵素で分解した「酵素分解カンゾウ」も別に載っている(令和7年8月25日現在)。 甘味料は「甘味料(甘草)」のように用途名と物質名を並べて書く。
カンゾウ抽出物(甘草)のEUなど海外の厳しい基準での扱いは?
区分は「海外と表示ルールが違う」です。EU では、グリチルリチン酸(またはそのアンモニウム塩)を、その物質そのものか甘草(Glycyrrhiza glabra)として加え、菓子で100mg/kg以上、飲料で10mg/L以上含む食品に「甘草を含む(contains liquorice)」と書く義務がある。菓子で4g/kg以上、飲料で50mg/L以上(アルコール1.2%超の飲料は300mg/L以上)なら「高血圧の人は食べすぎ・飲みすぎを避けること」という意味の文も加える(EU 規則 1169/2011 附属書III)。
日本人のカンゾウ抽出物(甘草)の実際の摂取量や、家庭の下ごしらえでの変化は?
厚生労働省・消費者庁・国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)のマーケットバスケット方式による一日摂取量調査は、市販の加工食品を買い集めて年度ごとに選んだ添加物を測る調査です。これまでに調べた品目の推定摂取量は ADI(一日摂取許容量)を下回り、多くは対 ADI 比で数%以下でした(総リン酸塩のように十数%のものもあります)。調査の対象になっていない添加物もあるため、品目ごとの値は各年度の報告書で確かめてください。また、水溶性の保存料・発色剤・リン酸塩などは薄切りや湯通し(ゆでこぼし)で一部がお湯に溶け出し、果皮表面の防かび剤は皮をむくと減らせることが報告されています。

出典

最終確認日 2026.09.27(Gemini Notebook に一次資料を集めて全項目を照合)。規制は変わることがあります。

区分は安全性の判定ではありません。日本で使われている添加物は、国が使える食品と量を決めて認めています。このページは、法令・公的機関の評価に書かれている事実を並べたものです。

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