添加物データベース保存料確認日 2026.10.02
ナイシン
指定添加物EU でも使える(E234)EFSA の ADI 体重1kgあたり1日1mg
- 用途
- 保存料
- 表示の例
- 保存料(ナイシン)
- 指定添加物リストの品名
- ナイシン(No.286)
- 英名
- Nisin
日本では
- 乳酸菌の一種(Lactococcus lactis subsp. lactis)の培養液から得られる抗菌性ポリペプチドで、主成分はナイシンA。成分規格では塩化ナトリウムとの混合物とされる。
- 保存料として使われ、使用基準で使える食品と上限量が決められている。保存料なので「保存料(ナイシン)」のように用途名を併記する。
日本の使用基準
- ナイシンAを含む抗菌性ポリペプチドとしての量で規定
- 食肉製品、チーズ(プロセスチーズを除く)、ホイップクリーム類:0.0125g/kg
- ソース類、ドレッシング、マヨネーズ:0.010g/kg
- プロセスチーズ、洋菓子:0.00625g/kg
- 卵加工品、みそ:0.0050g/kg
- 穀類及びでん粉を主原料とする洋生菓子:0.0030g/kg
- 上記以外の食品には使用できない(特別用途表示の許可・承認を受けた場合を除く)
使用基準は要点をまとめたものです。正確な条件は出典の使用基準リストをご確認ください。
EU では
- EU の食品添加物リスト(規則 1333/2008 Annex II)に E234 として載っています。
- EFSA(欧州食品安全機関)は2017年の評価で、ADI(一日摂取許容量)を体重1kgあたり1日1mgとしています(EFSA ANS)。
出典
- 指定添加物リスト(規則別表第1)|日本食品化学研究振興財団
- 各添加物の使用基準及び保存基準|日本食品化学研究振興財団
- EU 食品添加物データベース(和訳)|農林水産省
- EU 規則 1333/2008(食品添加物)|EUR-Lex
- EFSA OpenFoodTox(化学物質の評価の公開データベース)
- 消費者庁「食品表示基準について」別添 添加物関係(簡略名・用途名併記・一括名・栄養強化の範囲)
- 食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)第2 添加物(成分規格・使用基準)
- EFSA ANS Panel (2017) Safety of nisin (E 234) as a food additive in the light of new toxicological data and the proposed extension of use. EFSA Journal 15(12):5063
確認日 2026.10.02。規制や評価は変わることがあります。
このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、安全性の判定ではありません。日本で使われている添加物は、国が使える食品と量を決めて認めています。ADI は「毎日一生とり続けても健康への悪影響がないと考えられる量」の目安です。