添加物データベース食感・形をつくる確認日 2026.09.27

ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムなど)

添加物EUなどで使用不可このサイトの1商品に使用
用途
形くずれ・煮くずれを防ぐ、色を保つ、生地をふくらませる(膨張剤の成分)
表示の例
ミョウバン、みょうばん、焼ミョウバン、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウム
選ぶと、商品ページで原材料名と照合して印を付けます(ほかの項目も選ぶ)。

日本では

  • アルミニウムを含む指定添加物。指定添加物リスト(食品衛生法施行規則 別表第1)には「硫酸アルミニウムカリウム(結晶物の場合にあっては別名ミョウバン又はカリミョウバン、乾燥物の場合にあっては別名焼ミョウバン)」と「硫酸アルミニウムアンモニウム(別名アンモニウムミョウバン、焼アンモニウムミョウバン)」が載っている(日本食品化学研究振興財団「指定添加物リスト」令和6年3月1日改正)。
  • 厚生労働省によると、膨張剤(ベーキングパウダーなど)の酸の成分のほか、なすの漬物などの色止め、たこ・いか・うになどの形くずれ防止、芋・豆・栗などの煮物の煮くずれ防止に使われる。
  • 色止めや形くずれ防止に使うときは「ミョウバン」「焼ミョウバン」などと書かれる。膨張剤として使うときは一括名の「膨張剤」「ベーキングパウダー」で書けるので、ミョウバンを使っているかは裏面から分からない。
  • 使用基準は、みそには使えないことに加え、2018年11月から菓子・生菓子・パンへの使用量が「アルミニウムとして1kgにつき0.1g以下」になった。厚生労働省の2011〜12年度の調査で、1〜6歳のよく食べる子(上位5%)のアルミニウムの摂取量が国際的な許容量を超えていたため。
  • アルミニウムの耐容週間摂取量は、日本の食品安全委員会(2017年)が体重1kgあたり2.1mg、FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 JECFA(2011年)が2mg(暫定)。
  • このサイトの赤城フーズ 種とりカリカリ梅では「みょうばん」と書かれている。

海外の厳しい基準では

区分:EUなどで使用不可

  • EU では E522(硫酸アルミニウムカリウム)・E523(硫酸アルミニウムアンモニウム)。2014年から、硫酸アルミニウム類(E520〜523)を使える食品は砂糖漬けのさくらんぼなどごく一部に限られた(欧州委員会規則 (EU) No 380/2012)。
  • 欧州食品安全機関 EFSA(2008年)は、アルミニウムの耐容週間摂取量を体重1kgあたり1mgとしている(日本・JECFA の値の約半分)。

実際の摂取量調査と調理・下ごしらえでの変化

  • マーケットバスケット方式による一日摂取量調査(厚生労働省・消費者庁・国立医薬品食品衛生研究所 NIHS):スーパー等で売られている加工食品を買い集め、年齢層別の平均的な食事量にもとづいて、年度ごとに選んだ添加物を化学分析で実測する国の調査です。これまでに調べた保存料・甘味料・酸化防止剤・発色剤などの推定摂取量は ADI(一日摂取許容量)を下回り、多くは対 ADI 比 0.1〜数%程度でした(総リン酸塩など十数%の品目もあります。すべての添加物が対象ではありません)。
  • 家庭での下ごしらえ・調理による変化(『食品衛生学雑誌』等の報告):水溶性の添加物(ソルビン酸K、亜硝酸Na、リン酸塩など)は、ハム・ソーセージ・ベーコン・かまぼこ・中華麺などを薄切りや切れ目を入れてさっと湯通し(ボイル・ゆでこぼし)することで、お湯の中へ一部が溶け出して減ることが食品衛生学の実験で報告されています。また、輸入かんきつ類の防かび剤(OPP・TBZ・イマザリル)は主に果皮の表面にとどまるため、皮をむいて果肉を食べる場合は摂取量を大きく抑えられます。

このサイトでミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムなど)を使っている商品

商品ラベルの書き方役割
赤城フーズ 種とりカリカリ梅 210g赤城フーズみょうばん形と歯ごたえを保つ

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よくある質問

ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムなど)とは何ですか?どのような役割がありますか?
用途は「形くずれ・煮くずれを防ぐ、色を保つ、生地をふくらませる(膨張剤の成分)」(表示例:ミョウバン、みょうばん、焼ミョウバン、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウム)です。アルミニウムを含む指定添加物。指定添加物リスト(食品衛生法施行規則 別表第1)には「硫酸アルミニウムカリウム(結晶物の場合にあっては別名ミョウバン又はカリミョウバン、乾燥物の場合にあっては別名焼ミョウバン)」と「硫酸アルミニウムアンモニウム(別名アンモニウムミョウバン、焼アンモニウムミョウバン)」が載っている(日本食品化学研究振興財団「指定添加物リスト」令和6年3月1日改正)。 厚生労働省によると、膨張剤(ベーキングパウダーなど)の酸の成分のほか、なすの漬物などの色止め、たこ・いか・うになどの形くずれ防止、芋・豆・栗などの煮物の煮くずれ防止に使われる。
ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムなど)のEUなど海外の厳しい基準での扱いは?
区分は「EUなどで使用不可」です。EU では E522(硫酸アルミニウムカリウム)・E523(硫酸アルミニウムアンモニウム)。2014年から、硫酸アルミニウム類(E520〜523)を使える食品は砂糖漬けのさくらんぼなどごく一部に限られた(欧州委員会規則 (EU) No 380/2012)。 欧州食品安全機関 EFSA(2008年)は、アルミニウムの耐容週間摂取量を体重1kgあたり1mgとしている(日本・JECFA の値の約半分)。
日本人のミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムなど)の実際の摂取量や、家庭の下ごしらえでの変化は?
厚生労働省・消費者庁・国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)のマーケットバスケット方式による一日摂取量調査は、市販の加工食品を買い集めて年度ごとに選んだ添加物を測る調査です。これまでに調べた品目の推定摂取量は ADI(一日摂取許容量)を下回り、多くは対 ADI 比で数%以下でした(総リン酸塩のように十数%のものもあります)。調査の対象になっていない添加物もあるため、品目ごとの値は各年度の報告書で確かめてください。また、水溶性の保存料・発色剤・リン酸塩などは薄切りや湯通し(ゆでこぼし)で一部がお湯に溶け出し、果皮表面の防かび剤は皮をむくと減らせることが報告されています。

出典

最終確認日 2026.09.27(Gemini Notebook に一次資料を集めて全項目を照合)。規制は変わることがあります。

区分は安全性の判定ではありません。日本で使われている添加物は、国が使える食品と量を決めて認めています。このページは、法令・公的機関の評価に書かれている事実を並べたものです。

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