添加物データベース乳化剤確認日 2026.10.02
ステアロイル乳酸カルシウム(ステアリル乳酸カルシウム)
指定添加物EU でも使える(E482)EFSA の ADI 体重1kgあたり1日20mg
- 用途
- 乳化剤
- 表示の例
- 乳化剤、ステアロイル乳酸Ca、ステアリル乳酸Ca、ステアロイル乳酸塩(Ca、Na)
- 指定添加物リストの品名
- ステアロイル乳酸カルシウム(別名ステアリル乳酸カルシウム)(No.239)
- 英名
- Calcium Stearoyl Lactylate (Calcium Stearyl Lactylate)
日本では
- 乳化剤の一つで、パン・菓子・めん類などについて、使える食品と量の上限が使用基準で決められている。
- ステアロイル乳酸ナトリウムと同じ基準で、両方を使う場合は合計量で上限を守る必要がある。
- 乳化剤の一括名の範囲に入り「乳化剤」と書ける。物質名で書く場合の簡略名は「ステアロイル乳酸Ca」「ステアリル乳酸Ca」で、ステアロイル乳酸ナトリウムと併用したときは「ステアロイル乳酸塩(Ca、Na)」とまとめて書ける。
日本の使用基準
- ステアロイル乳酸ナトリウムと併用する場合は合計量で次の上限以下(ステアロイル乳酸カルシウムとして)
- 生菓子(米を原料とするもの):6.0g/kg
- スポンジケーキ、バターケーキ、蒸しパン:5.5g/kg
- めん類(即席めん・乾めんを除く):ゆでめんとして4.5g/kg
- 菓子(小麦粉を原料とし、ばい焼または油脂で処理したもの)、パン、マカロニ類(乾めん):4.0g/kg
- 蒸しまんじゅう(小麦粉を原料としたもの):2.0g/kg
- ミックスパウダー:生菓子(米)製造用10g/kg、スポンジケーキ・バターケーキ・蒸しパン製造用8.0g/kg、菓子(小麦粉・油脂処理)・パン製造用5.5g/kg、菓子(小麦粉・ばい焼)製造用5.0g/kg、蒸しまんじゅう製造用2.5g/kg
使用基準は要点をまとめたものです。正確な条件は出典の使用基準リストをご確認ください。
EU では
- EU の食品添加物リスト(規則 1333/2008 Annex II)に E482 として載っています。
- EFSA(欧州食品安全機関)は2013年の評価で、ADI(一日摂取許容量)を体重1kgあたり1日20mg(グループ ADI=同じ仲間の物質の合計)としています(EFSA ANS)。
ラベルでまとめて書かれるとき
ステアロイル乳酸カルシウム(ステアリル乳酸カルシウム)は、ラベルでは「乳化剤」の項目の書き方で表示されることがあります。くわしくは 乳化剤 のページで紹介しています。
出典
- 指定添加物リスト(規則別表第1)|日本食品化学研究振興財団
- 各添加物の使用基準及び保存基準|日本食品化学研究振興財団
- EU 食品添加物データベース(和訳)|農林水産省
- EU 規則 1333/2008(食品添加物)|EUR-Lex
- EFSA OpenFoodTox(化学物質の評価の公開データベース)
- 消費者庁「食品表示基準について」別添 添加物関係(簡略名・用途名併記・一括名・栄養強化の範囲)
- EFSA ANS Panel (2013) Scientific Opinion on the re-evaluation of sodium stearoyl-2-lactylate (E 481) and calcium stearoyl-2-lactylate (E 482) as food additives
確認日 2026.10.02。規制や評価は変わることがあります。
このページは、法令と公的機関の評価に書かれている事実を並べたもので、安全性の判定ではありません。日本で使われている添加物は、国が使える食品と量を決めて認めています。ADI は「毎日一生とり続けても健康への悪影響がないと考えられる量」の目安です。